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崖地の相続税評価方法

崖地の相続税評価方法

土地には、不動産の用語で崖地と呼ばれる土地があります。

崖地は、法面(のりめん)・法地(のりち)などとも呼ばれ、宅地として使用できない斜面部分をいいます。

切土や盛土といった宅地造成の際にできる斜面ともともとの天然の構造から法面になっている土地もあります。

このような崖地は、土砂崩れなどの可能性があるので法面工事により補強されているケースが多くあります。

このような崖地を相続された場合、相続税の土地の評価はどのように行うのでしょうか。

崖地の評価方法

崖地の評価は崖地補正率表から補正率を選択して、その補正率に路線価を乗じて評価を減額していくことになります。

具体的な方法としては、崖の向いている方角・総面積に対する崖地の割合により補正率を選択することとなります。

この際の注意するべき点としては、まず平坦な宅地(農用地や森林などとともに土地利用上の地目の一つで建築物の敷地に供するものとして登録されている土地)部分と崖地を別に評価する場合にはがけ地割合は使えないということです。

あくまでも平坦な部分とがけ地を全体的に評価する場合に使える補正率ということになります。

次に、これは路線価に崖地補正率をかけた上で宅地造成費の控除ができないという点にも注意が必要となります。

宅地造成費は宅地と宅地以外の土地の相続税評価額を計算する上でその評価の差額を考慮するためのものであるため、このケースでは控除をするのは制度の趣旨にそぐわないためです。

このように崖地の評価はやや特殊となりますので、評価方法に注意されることが必要となります。

崖地の売買の注意点

なお、崖地が含まれている土地を売却する場合には崖地を含んだ面積を契約条件に提示することが必要です。

不動産の広告においても、崖地面積が一定限度を超える場合には、その旨を表示することが義務付けられており、個人間売買を行う場合でも崖地面積ははっきりと宅地自体とは分けて表示しないことでトラブルが発生する可能性がありえます。

また、崖地について地すべりなどの危険がある場合には、工事費用についての負担を差し引いて値段を提示することや売買契約後の瑕疵担保責任(土地に問題があった場合に発生する責任)を免除する特約をつける必要があるなど様々な問題が生じる可能性があります。

崖地を含む土地を売買する際には、お互いが現況に納得をした上で、法律的にも、後日トラブルが生じないように売買をすることがとても重要ということができます。

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