上場株式の評価

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

 上場株式とは、金融商品取引所に上場されている株式をいいます。
上場株式は、その株式が上場されている金融商品取引所が公表する課税時期の最終価格によって評価します。課税時期とは、被相続人が死亡した日や贈与を受けた日のことです。
ただし、相続開始日の時価が、下記の3つの額よりも高い場合には、最も低い時価のものを適用して相続税評価を算出することができます。

1   課税時期の月の毎日の最終価格の平均額

2   課税時期の月の前月の毎日の最終価格の平均額

3   課税時期の月の前々月の毎日の最終価格の平均額

なお、相続開始時に時価のないものや、権利落ちがある時には、修正を行わなければいけません。
また、負担付贈与や個人間の対価を伴う取引で取得した上場株式は、その株式が上場されている金融商品取引所の公表する課税時期の最終価格によって評価します。
 

実務ポイント

 証券会社に残高証明を依頼する際に相続税評価額の算出をお願いできる証券会社もあります。最近では、何も言わなくても残高証明に相続税評価額を記載して発行してもらえるところもあります。 


【相続実務アカデミー】実務向け最新の相続知識を無料で!!無料会員登録はこちら
【採用情報 - RECRUIT -】チェスターで一緒に働きませんか?相続業務の魅力・給与・福利厚生ectはこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る