定期借地権とは、建物を建てるために一定の期間を定めて他人から土地を借りる権利のことをいいます。普通の借地権とは異なり契約の更新はできず、貸した土地がいつまでも返ってこないといった問題がありません。 ここでは、定期借地権の種類ごとの解説のほか、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。 あわせて、定期借地権および定期借地権の目的となっている宅地の相続税評価についても解説します。 1……
記事を見る財産・土地評価
【自社株式の相続税評価方法】3つの方法と計算式を解説
上場株式と違い、非上場の自社株式は時価が存在しないため、税務上、自社株式の相続税評価の方法が決められています。自己株式の評価方法は、会社規模などによって違いがあります。そこで、自社株式の相続税評価の方法をまとめました。 1.自社株式の相続税評価の方法は大きく3つ 引用:国税庁HP 会社規模によって、自社株式の相続税評価の評価方法が異なります。従業員数が70人を超えるか、純資産価額や直……
記事を見る合名会社の出資の相続税評価の方法
会社の形態は株式会社だけでなく、合資会社、合名会社、合同会社などがあります。ここでは、無限責任社員から構成される合名会社に出資していた人が亡くなった場合の相続税評価について、3つのパターンに分けて詳しくご説明します。 1.合名会社と株式会社の違い 会社形態には株式会社だけでなく、合資会社、合名会社、合同会社などがあります。株式会社以外は持分会社と総称されます。持分会社のひとつである合名会社は、……
記事を見る埋蔵文化財包蔵地の相続税評価と計算方法をプロが解説
土地に文化財が埋蔵されている埋蔵物文化財包蔵地に該当する場合、発掘調査の義務や開発制限などさまざまな制約があります。そのため、埋蔵物文化財包蔵地に該当する土地を相続する場合には相続税評価額から、発掘調査費用の80%相当額を差し引くことができます。 1.埋蔵物文化財包蔵地とは? 埋蔵物文化財包蔵地とは、土地に文化財や遺物・遺跡が埋蔵されている地域を指し、文化財保護法に基づき国が指定します。文化庁……
記事を見る契約者貸付の仕組みとデメリット|生命保険金と課税関係
生命保険には契約者貸付を利用できる商品があり、急にお金が必要になったときに、保険を解約せずお金を借りることができます。 契約者貸付は保険会社からの借入という扱いになるため、当然、返済する必要があります。 しかし、返済する前に契約者が死亡して保険金が下りるというケースも考えられます。 この記事では、契約者貸付の概要と、契約者貸付を利用しているときに保険金が下りる場合の課税関係につい……
記事を見る【具体例あり】転貸借地権の相続税評価の方法をプロが解説
借地権をさらに他の人に賃借した場合の評価方法はどうなるのでしょうか。地主、借地権者間だけでなく、第三者と人物が増えてくると、だれがどの権利を有しているか、また、それぞれの権利の評価方法をしっかりと確認しておく必要があります。今回は、転貸借地権と転貸借地権の相続制評価の方法について解説します。 1.転貸借地権とは? 転貸借地権とは、例を挙げると、地主Aさんから土地を借りた借地権者Bさんが建物を建……
記事を見る土地の縄縮みとは?見分け方と相続税評価方法をプロが解説
評価対象地の中に、公図が不正確で登記簿上の地積が現況より明らかに小さいものがあります。財産評価のときに用いる地積はどうすればよいですか? 1.語意の定義 1-1. 縄伸び、縄縮み 実測した土地の面積が、登記簿に記載された登記地積より小さいことを縄縮み、大きいことを縄伸びといいます。これは明治時代の測量技術の未熟さや、租税負担逃れ等が発生原因となっています。 このため、先祖代々相……
記事を見るFXポジション(損益が未確定の状態)の相続税評価方法と相続手続き
FX取引を行っていた被相続人が亡くなった場合、FXポジションというものが発生することがあります。決済が行われずに通貨を所持したままの状態のことです。FXポジションがあった場合、相続税はどのように評価を行うのが正しいのでしょうか。FXポジションにおける評価と相続の流れをご紹介していきます。 1.FXとは? FXとは、日本語で外国為替証拠金取引のことです。証拠金取引とは、証拠金という一定の金額を担……
記事を見る【プロが解説】間口距離の求め方をケース別に解説
間口距離は、原則として「宅地が道路に接している長さ(幅)」のことを指します。 元々は旧来の日本の距離単位で、畳の縦方向の長さを現す「間(けん)」という単位が付けられたことの名残で、間は田畑などの土地を測量や家を建てる際の家や宅地の長さの単位として使われていました。そこから現在でも土地の正面の幅のことを「間口」と呼び、現在の法律用語では「間口距離:宅地が道路に接している長さ(幅)」を指す言葉となっ……
記事を見る利付公社債の相続税評価3パターンをプロがわかりやすく解説!
利付公社債とは、年間の一定期間ごとに利子の支払いがある債券です。株式と比べて価格の変動が少なく確実に利子を受け取ることができるため、安定した収入を期待して保有する方も多いのではないでしょうか。ここでは、利付公社債の相続税評価についてご説明します。 1.利付公社債とは? 利付公社債とは国や地方公共団体、事業会社などが一般投資家から資金を調達するために発行する債券のなかでも、一定の期日に定期的に利……
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