電卓は叩くな!税理士・会計士の効率的な受験勉強方法

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税理士・会計士の勉強方法について、私なりのノウハウをここに記したいと思います。
私は、2004年に公認会計士試験の2次試験に合格しています。大学在学中にTACの会計士試験の2年コースを受講し、受験1回目で合格することができました。

私は、自分は人並み以上に記憶力がなく、勉強も嫌いなことに自信があります…。ただ、根性と考える力は人一倍もっていると思っています。
受験勉強は、「勉強の仕方」の勝負だと思います!もちろん、人並み外れた記憶力や才能を持った人は「勉強の仕方」を無視しても大丈夫だと思いますが、それは例外的なお話しで、普通の人の場合は、「勉強の仕方」勝負です。

この記事を読んで、あなたの受験勉強に少しでもお役に立てればと思っています。

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1.【計算問題編】計算問題の練習は電卓を叩くな!

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「電卓」は左手打ちにする必要なし

税理士試験でも会計士試験でも「計算問題」があります。計算問題は、その名の通り、計算をして正解の値を導く問題です。その計算をする過程で、必ず「電卓」と使用します。
ここで勘違いしている受験生が多いと思います。電卓は早く打たなければならない…。
もちろん、必要最小限の速さは必要ですが、電卓の早打ちは合否を決めるものではないと思います。右利きの人の左手打ちも必要ないと個人的に思っています。私も実際、右手打ちでした。

計算問題の練習ばかりだらだらするな!

受験勉強で、計算問題を練習していると、「電卓を叩く時間」がどうしても必要です。
この「電卓を叩く時間」、無駄だと思いませんか?

電卓を叩くことが早くなっても、試験に合格することはできません!

かつ、正確に電卓を入力する力を身につけるためには、計算問題を何度もする必要がありません。
どうしても電卓を正確に打つ練習をしたければ、電卓を打つ練習だけ別に行うことをお勧めします。

計算問題は「計算過程の式」だけ書いて終了!

では、どうすれば良いのか。計算問題の練習は、電卓は叩かず、「計算過程の式」だけを答案用紙に書いて終了です。答え合わせは、その計算過程の式で確認します。その計算過程があっていれば、正確に計算するのはできますよね!?

つまり、計算過程の式を書く(考え方を理解する)工程と、電卓で実際に計算する工程を分離して受験勉強を行うのです。

そんなことをしたら、トータルの時間間隔が身に付かない!

と言う方もいると思いますが、その通りです。さらに言うと、トータルの時間間隔も切り離して考えた方が良いです。スポーツに例えると基礎技術の部分がしっかりしてないと、本番のゲームで力を発揮することができないです。特に団体競技だと、試合(ゲーム)は楽しいでしょう。それゆえ、ゲームばかりして、基礎練習(走り込み、シュート練習)を全くしないと成長できません。

それと同じで、受験勉強も、基礎の部分(計算過程を考える力)をしっかり身に着けないと、本番の試験で力を発揮することは難しいです。

一回で正解した問題は二度とやらない

さらに、もう少し効率的に勉強をするためには、1回目で正解した問題は二度とやらないことです!
問題ができたら、楽しいです!自己満足感が得られます!
そのため、できる問題を何回もやりがちなのが受験勉強です。ただ、これでは力がつきません。
受験勉強では、「できないことをできるようになる」必要があります。

ちなみに、これは、練習問題でいう設問一問単位で行ってください。
計算問題は、続きで、第一問を解かないと第二問が導けないようになっているような場合で、第一問は前回正解した!というような場合でも、2回目は第一問目はやらないでください!
2回目に問題を解くときには、第一問目は答えを見て、第二問目からやってください!

これが、効率的に受験勉強を進めるコツです。

但し、間違えた問題は繰り返し繰り返し

ただ、間違えた問題のやりっぱなしは絶対に避けてください。
1回やって間違えた問題は、しばらく時間を置いて2回目をやってください。
2回目をやって正解した問題も、またしばらく置いて3回目をやってください。

優先順位は1回目で間違えた問題
次に、2回目で間違えた問題

と言うように、順番を考えて、間違えた問題を重点的に繰り返し繰り返し解くようにしましょう。
そうやって、間違えてしまうパターンの問題を徐々に減らしていき、時間のある限り、この作業を繰り返します。

テキストや問題集はあれやこれやと広げない

間違えた問題を繰り返し繰り返し解いていると、かなり時間がかかります。ですので、今行っている予備校などからもらっているテキストの問題集をまずは完璧に解けるようになりましょう!

複数の参考書や問題を広く浅くやるよりも、まずは目の前にある1冊の問題集を完璧に自分のものにすること方が確実に力が身に付きます。

2.【理論問題編】暗記は「繰り返し」「繰り返し」

次に、理論問題、つまり暗記に関する勉強方法です。
これは、「暗記が得意な人」「暗記が不得意な人」によって勉強方法が大きく異なると思います。

ちなみに私は、「暗記が不得意な人」ですので、ここからの内容は「暗記が得意な人」には当てはまらないと思いますので読み飛ばして下さい。

毎日、毎朝、1時間

私は暗記に関しては、特に苦手だったので世の中で言われている暗記のための良いと言われている方法論を徹底的に試しました。

その中でも最も重要だと思うので、やはり、反復継続です。

・記憶の維持のために毎日繰り返し時間を決めて確認する!

これに付きます。耳で聞いた方がいいとか、書いた方がいいとか、もちろんそういうこともありますが、やはり一番重要なのは、「覚えよう!」とする努力を継続的に毎日することです。

記憶をすると作業は、「暗記が不得意な人」にとってははっきり言って苦痛です。
ただ、その苦痛を乗り越えないと記憶は定着しません。

個人的には、記憶はテクニック以上に、「根性」が重要だと思っています。

3.まとめ

税理士試験・会計士試験の効率的な受験勉強方法について解説してきました。
重要なのは、「効率的に勉強することを考えて」勉強を進めていくことです。

受験勉強は生産的ではありません、試験に合格するという目的を達成するための手段に過ぎませんので、できるだけ効率的に短時間で合格ができるようにしましょう。


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