貸宅地の評価

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貸宅地とは

貸宅地とは、借地権など宅地の上に存する権利の目的となっている宅地をいいます。

典型例として、土地を他人に貸していて他人がその土地に建物を建てているような場合です。単に駐車場として他人に貸しているだけでは一般的には貸宅地には該当しません。

借地権の目的となっている宅地の評価方法

借地権とは、建物の所有を目的とする地上権又は土地の賃借権をいいます。
借地権の目的となっている宅地の価額は、次の算式で求めた金額により評価します。
この場合、借地権の取引慣行がないと認められる地域にある借地権の目的となっている宅地の価額は、次の算式の借地権割合を20%として計算します。

(計算式)

自用地としての価額-自用地としての価額×借地権割合

(計算例)

自用地価額1億円、借地権割合60%とすると、
借地権の価額=1億円×60%=6,000万円
貸宅地の価額=1億円×(1-0.6)=4,000万円

その他の貸宅地の相続税評価

定期借地権等の目的となっている宅地、地上権の目的となっている宅地、区分地上権の目的となっている宅地、区分地上権に準ずる地役権の目的となっている宅地についてはまた別途評価方法が決まっています。

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