相続に関する知識コンテンツ

元物と果実とは?例や相続税評価、誰が所有者になるのかも解説

私権の客体の中心となっているのは物、つまり有体物のことです。物というのは、その性質や特徴などによりさまざまな範疇に分類されます。それらの分類の中に、元物と果実という分類がありますが。元物と果実とは一般的な用語ではなく法律用語です。元物は収益物を生み出すもとになるもので、果実は天然果実と法定果実のこと意味し、「物の用法に従い収取する産出物」を天然果実、「物の使用の対価として受けるべき金銭その他の物」……

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近傍宅地とは?評価額の調査方法についても税理士が解説

近傍宅地の評価額の調査方法

主に倍率地域になっている土地の相続税評価額を決定するのに使われるのが、近傍宅地(きんぼうたくち)というものです。これは、評価対象地と類似する近隣の宅地のこと。近傍宅地を使う場合や、近傍宅地の評価額を調査する方法などについて知っておきましょう。 1.近傍宅地(近傍標準宅地)とは? 近傍宅地(きんぼうたくち)とは、公示路線価による評価額が決まっていない評価対象地に近接する、評価対象地とほぼ同じ種類……

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構築物とは?相続税評価の評価方法と計算式についても解説

構築物の相続税評価を条文で確認しながら解説

土地の上に作られた有形固定資産には「建物」「建物付属設備」「構築物」などがあります。そのうち「構築物」は建物以外の工作物のことをいい、具体的には塀や庭園、広告塔、舗装路面などを指します。今回は「小規模宅地の特例」にも絡んでくる構築物について見ていきましょう。 1.構築物の相続税評価を示した条文 1-1.構築物とは? 会計用語としての構築物は、「土地の上に建てられた建物以外の工作物」で「建物に……

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都市計画道路予定地の宅地の評価方法│知っておきたいポイントを解説

都市計画道路予定地の区域内にある宅地の評価

評価対象地Aは、甲市が新設道路の開設を計画している都市計画道路予定地の区域内に所在しています。課税時期において、この新設道路計画はすでに都市計画の事業決定が終了している段階です。 1. 都市計画道路予定地の区域内となる部分を有する宅地の評価方法の概要  都市計画道路予定地の区域内となる部分を有する宅地の価額は、その宅地のうち都市計画道路予定地の区域内となる部分が都市計画道路予定地の区域……

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土壌汚染地の相続税評価方法|3パターンの減価を解説

土壌汚染地の相続税評価方法

相続対象となった土地が土壌汚染地の場合、相続税評価を減額することが可能です。土壌汚染地の相続税評価は、汚染がなかった場合の評価額から、浄化費用や使用収益制限による減価相当額、および心理的要因による減価相当額を差し引く減価方式によって計算します。 1.土壌汚染地とは? 土壌汚染地とは、直接もしくは地下水などを通して間接的に摂取した場合に人に健康被害をおよぼす有害物質に汚染された土地のことをいいま……

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【生命保険金で代償金を支払い】贈与税課税される・されないケースは?

生命保険

生命保険を使った代償分割は、遺産分割をスムーズに行うために効果的な方法ですが、やり方を間違ってしまうと、代償金として支払った金額が贈与税の課税対象になってしまうこともあります。ここでは、具体的なケースから上手な代償分割の方法をご説明します。 1.生命保険金で代償金を支払っても贈与税が課税されないケース 代償分割とは共同相続人のうち特定の相続人が相続財産を取得し、代償としてその相続人が自己の固有……

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相続財産の時効取得は難しいが可能!要件・認められないケースは?

時効

相続の話がまとまっており、問題なく他の人と争うこともなく相続した財産を自分のものとして20年間占有し続ければ、その財産の名義が以前の名義人のままであっても、自分のものにできる。これが「相続財産の時効取得」です。今回はこの「相続財産の時効取得」についてご紹介しましょう。 1.相続財産の時効取得とは? 民法第162条第1項にある「所有権の取得時効」では「20年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、……

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【中間利払いと定期預金】中間利払いの定めがある相続税評価と計算式

中間利払いの定めのある定期預金の相続税評価と定期預金の評価額 中間利払いの定めのある定期預金の相続税評価を理解する前に、預貯金の評価について理解していきましょう。 預貯金の価額は、課税時期の預入高と、この時期に解約した場合に受ける事が出来る既経過利子の支払額を足した数字から、源泉徴収される所得税の額に相当する金額を差し引いた金額が評価額となります。 よって所得税分の金額は控除される事となりま……

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【宅地比準方式の相続税評価方法】市街地農地や山林・原野の計算法

宅地比準方式での相続税評価方法

相続税評価を行う際、宅地比準方式を適用する土地にはどのようなものがあるのか、具体的な計算方法も合わせて種類別に解説していきます。また、評価対象となる土地のなかで、実際は宅地比準方式の適用が難しい場合についても言及していますので、ご参照ください。 1.土地の相続税評価で宅地比準方式を使う場合 1-1.市街地農地と市街地周辺農地 相続する土地のなかで、宅地比準方式によって相続税評価を行うべきもの……

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【保証債務と連帯債務とは?】相続税の債務控除はできるのか解説

保証債務・連帯債務と相続税の債務控除について

相続財産に債務がある場合、プラスの財産から債務や負債など差し引くことができます。 この債務控除は「亡くなった人の債務で、亡くなった時に存在し、確実と認められるもの」が対象となります。 亡くなった被相続人が借金の保証人や連帯債務を負っていた場合、保証債務や連帯債務は債務控除の対象となるのでしょうか? 1.保証債務とは? 保証債務とは、債務を負っている債務者がその債務を履行しない場合に、保証人……

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