評価対象地の中に、公図が不正確で登記簿上の地積が現況より明らかに小さいものがあります。財産評価のときに用いる地積はどうすればよいですか? 1.語意の定義 1-1. 縄伸び、縄縮み 実測した土地の面積が、登記簿に記載された登記地積より小さいことを縄縮み、大きいことを縄伸びといいます。これは明治時代の測量技術の未熟さや、租税負担逃れ等が発生原因となっています。 このため、先祖代々相……
記事を見る相続に関する知識コンテンツ
税理士の平均年収は747万円!年齢や労働環境・将来性は?
税理士は、合格率約20%の難関国家資格と言われています。では、その難関の国家資格をクリアした結果、一体どの程度の給料を稼ぐことができるのでしょうか。公に公表されている統計値と、私の経験を踏まえた実態から税理士の年収について徹底的に解説してみたいと思います。 1.税理士の平均年収は747万円 厚生労働省が発表している統計データによると、税理士の平均年収は747万円となっています。 毎月定額の給……
記事を見る名義預金に時効はない!名義預金と認定されないための対策方法を解説
生きているうちに少しずつ財産を贈与して相続税対策をするときは「名義預金」とみなされないようにする必要があります。孫や子供などの名義で預金口座を作ってお金を入れていたとしても、名義預金とみなされてしまえば相続税の課税対象となってしまうためです。 名義預金には時効がないため、口座に入金してから何年が経過しようとも相続税の課税対象となります。また、名義預金の存在を隠して相続税を申告しても、税務調査……
記事を見る非弁行為とは?税理士の遺産分割交渉・折衝は非弁行為に該当!
弁護士法には、弁護士でないものが行ってはいけない業務が定められており、その業務を弁護士以外の者が行うことを「非弁行為」と呼びます。 相続税申告業務においてどのような業務が非弁行為に当たるのかを解説します。 1.「非弁行為」とは? 1-1.要件 弁護士法72条では、弁護士でないものが報酬を得るという目的で、法律事件に対して業として除外事由なく鑑定、代理、仲介、和解、斡旋をする事ができない事が……
記事を見るFXポジション(損益が未確定の状態)の相続税評価方法と相続手続き
FX取引を行っていた被相続人が亡くなった場合、FXポジションというものが発生することがあります。決済が行われずに通貨を所持したままの状態のことです。FXポジションがあった場合、相続税はどのように評価を行うのが正しいのでしょうか。FXポジションにおける評価と相続の流れをご紹介していきます。 1.FXとは? FXとは、日本語で外国為替証拠金取引のことです。証拠金取引とは、証拠金という一定の金額を担……
記事を見る【プロが解説】間口距離の求め方をケース別に解説
間口距離は、原則として「宅地が道路に接している長さ(幅)」のことを指します。 元々は旧来の日本の距離単位で、畳の縦方向の長さを現す「間(けん)」という単位が付けられたことの名残で、間は田畑などの土地を測量や家を建てる際の家や宅地の長さの単位として使われていました。そこから現在でも土地の正面の幅のことを「間口」と呼び、現在の法律用語では「間口距離:宅地が道路に接している長さ(幅)」を指す言葉となっ……
記事を見る利付公社債の相続税評価3パターンをプロがわかりやすく解説!
利付公社債とは、年間の一定期間ごとに利子の支払いがある債券です。株式と比べて価格の変動が少なく確実に利子を受け取ることができるため、安定した収入を期待して保有する方も多いのではないでしょうか。ここでは、利付公社債の相続税評価についてご説明します。 1.利付公社債とは? 利付公社債とは国や地方公共団体、事業会社などが一般投資家から資金を調達するために発行する債券のなかでも、一定の期日に定期的に利……
記事を見る【プロが解説】セットバックが必要な土地の相続税評価方法や考え方
建築基準法第42条2項によるいわゆる「2項道路」に該当した場合、セットバックが必要になる可能性があります。セットバックが必要な土地の相続税評価は、セットバックを考慮した減価が可能です。ここではセットバックの考え方とセットバックが必要な土地の具体的な相続税評価方法をご説明します。 1.セットバックとは? 建築基準法第42条2項では、「建築基準法が施工された際、現に建築物が立ち並んでいる幅員4m未……
記事を見る【事例つき】容積率の異なる2以上の地域にわたる土地の評価方法
宅地の相続税評価を行う際、路線価のある地域では路線価方式により計算します。路線価は、通常、各地域の容積率を反映した価額となっていますが、その宅地が2以上の容積率の異なる地域にわたる場合、容積率の違いによる影響度を勘案して相続税評価額を減価できることがあります。 1.「容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地」とは? 例えば奥行きの長い土地などでは、1画地の宅地であっても途中から容積率が変わる場合……
記事を見る高圧電線が上空を通過している土地の評価方法と地役権について解説
月極駐車場として利用している評価対象地に隣接して高圧電線の鉄塔が所在しており、西側上空に高圧電線が南北に渡り架設されています。 土地の登記簿謄本を確認すると地役権が設定されていることが確認でき、地役権の効果の及ぶ範囲では建築物の建築は一切できないことが判明しました。 なお、広大地評価の要件は満たしています。 1. 高圧電線が上空を通過している土地の評価方法の概要 地役権が設定されて……
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