相続税の支払いには時効があることをご存知ですか?時効を越えると、たとえ申告漏れや計上・計算ミスがあったとしても、納税する必要がなくなります。今回は相続税の時効とその計算方法、時効を迎えることはあるのかなどについてご紹介します。 1.相続税の時効は原則5年(悪質な場合は7年) 遺産などを相続する場合、相続税を納めなければなりません。しかし、申請をせずにある一定の期間が経つと、相続税の納税義務その……
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贈与税の時効は原則6年(悪質な場合は7年)
贈与税や相続税などは、国が永年、国民から徴収する権利がある訳ではありません。いずれも、時効が定められており、ある期間を過ぎるとその国の権利は消滅してしまいます。中でも贈与税の時効は、原則6年です。6年とは何を意味するのか、適用対象外になることはないのか、贈与税の時効について確認していきましょう。 1.贈与税の時効は申告期限から原則6年(悪質な場合は7年) 贈与税とは年間110万円を超える贈与が……
記事を見る株式保有特定会社の判定方法
取引相場のない株式の相続税評価にあたって、株式保有特定会社は類似業種批准方式で評価するのは合理的でないと判断されるため、純資産価額方式で評価を行います。ここでは、株式保有特定会社の判定方法や株式保有特定会社の相続税評価の方法をご説明します。 1.株式保有特定会社とは? 株式保有特定会社とは、保有している株式の価額が総資産価額に対して一定以上の割合を占める会社のことです。 一般的な取引相場のな……
記事を見る土地保有特定会社の判定方法
取引相場のない株式の相続税評価にあたって、土地保有特定会社は類似業種批准方式による評価は合理的でないと考えられるため、純資産価額方式で評価を行います。ここでは、土地保有特定会社の定義や土地保有特定会社を判定する際の方法などをご説明します。 1.土地保有特定会社とは? 土地保有特定会社とは、課税時期における土地保有割合が一定以上の会社のことです。土地保有割合とは、総資産価額に対する土地の価額の割……
記事を見る立木の相続税評価の実務
土地を相続する際は、その土地の価額を相続税評価するだけでなく、土地に立っている樹木についても評価する必要があります。樹木は税法上、「果樹」と「立木(竹)」に分類されますが、ここでは立木(竹)の相続税評価についてご説明します。 1.立木の相続税評価方法(森林にある場合) 立木を相続税評価する場合、その立木が森林にある立木か庭園にある立木かによって評価の方法が異なります。まずは森林にある立木の評価……
記事を見る合名会社の出資の相続税評価の方法
会社の形態は株式会社だけでなく、合資会社、合名会社、合同会社などがあります。ここでは、無限責任社員から構成される合名会社に出資していた人が亡くなった場合の相続税評価について、3つのパターンに分けて詳しくご説明します。 1.合名会社と株式会社の違い 会社形態には株式会社だけでなく、合資会社、合名会社、合同会社などがあります。株式会社以外は持分会社と総称されます。持分会社のひとつである合名会社は、……
記事を見る小規模宅地等の特例の老人ホーム論点の4パターン
小規模宅地等の特例とは、被相続人が事業または居住で使用していた宅地において、一定の面積についての部分を減額できるというものですが、被相続人が老人ホームに居て、家を離れていた場合は適用となるのでしょうか。結論としては、要件を満たせば適用することが可能です。適用における注意点とパターン別の解説をしていきます。 1.被相続人が老人ホームに入居していても特例適用できる要件と注意点 被相続人が家で暮らす……
記事を見る相続分不存在証明書(特別受益証明書)は遺産分割協議書の代わりになる
遺産分割協議書を作るだけでも、親族でもめてしまうことは珍しくありません。しかし、相続分不存在証明書(特別受益証明書)があれば、遺産分割協議書の代わりにすることができます。このように便利な相続分不存在証明書ですが、問題点も見逃せませんのでここで正しく理解をしてください。 1.相続分不存在証明書(特別受益証明書)とは? 相続分不存在証明書とは、相続するものが存在しないことを証明するための書類です。……
記事を見る相続税の2割加算について税理士が徹底解説
被相続人から財産を相続すると、相続税の課税対象になりますが、相続税は誰が相続しても同じ税額を払うものではなく、2割加算の対象となる人もいます。相続税の2割加算では、特に孫の扱いに注意が必要です。そこで、相続税の2割加算とは何か、また、2割加算の対象となる人の範囲について解説していきます。 1.相続税の2割加算とは? 相続税の2割加算とは、相続する人が配偶者や1親等の血族以外の場合には、代襲相続……
記事を見る外国保険会社からの死亡保険金もみなし相続財産の対象に
父親が亡くなったことで受け取る生命保険金は、相続税の課税対象です。もし父親が外国の生命保険に入っていたら、その保険金はどのような税金の課税対象になるのでしょうか?今回は外国の保険会社からの死亡保険と相続税についてご紹介します。 1.日本人は外国の生命保険に原則として加入することはできない 日本では、保険業法で免許を受けている保険会社だけが営業をできることになっています。そして実は、日本人はこの……
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