相続に関する知識コンテンツ

位置指定道路の相続税評価は“行き止まりか通り抜けか”で判断

1.位置指定道路とは? 1-1.位置指定道路とは? 建築基準法の規定では、「建物を建てる敷地は道路に2m以上接していなければならない」と定められています。そのため、広い宅地を細分化した場合や、私道を通らないと入れないような宅地など、宅地が公道に面していない場合は、それぞれの宅地が2m以上接するような道路を作らなければなりません。この道路として特定行政庁から指定を受けた私道が、位置指定道路で……

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外貨建ての財産の相続税評価はTTBで行う

被相続人が、外貨預金などの外貨建て金融資産を保有していた場合、相続税評価はどのように行うのでしょうか。外貨建て資産は円貨に換算して評価額を計算する必要があります。ここでは、外貨建て資産を円貨で評価する方法を詳しくご説明します。 1.外貨建ての海外資産はTTB(対顧客直物電信買相場)で行う 外貨預金など外貨建ての海外資産を相続税評価する場合、円貨に換算する必要があります。その際は、課税時期(……

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MRF、MMFの相続税評価の方法

公社債投資信託であるMMFやMRFは、比較的リスクが低い投資商品ということで、気軽に投資をしている方も多いでしょう。このような証券投資信託受益権の相続税評価はどうすればいいのでしょうか。ここでは、MMFとMRFの違いと相続税評価の方法をご紹介します。 1. MMFとは?MRFとは?両者の違いは? 1-1.MMFは日々分配型の公社債投資信託 MMF(マネー・マネジメント・ファンド)は、……

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相続税申告における納付書の記載方法

相続税申告では納付書に必要事項を記入したうえで、金融機関、あるいは、税務署で相続税を支払います。使用する納付書はほかの税金の支払いで使用するものと共通しています。相続税申告の際の納付書の書き方について解説していきます。 1.相続税申告における納付書の記載方法 相続税申告では、複数の相続人の分をまとめることはできず、相続人ごとに納付書に記載していきます。 ① 年度 相続を開始……

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ゴルフ会員権の相続税評価は取引価格の70%

ゴルフ会員権は株式形式や保証金形式で利用権が発行されることが多く、市場で取引されているため、資産としての一面を持っています。そのため、相続が発生した際には相続税の計算対象となります。ここでは、相続税申告でのゴルフ会員権の評価方法をご説明します。 1.ゴルフ会員権の相続税評価実務 ゴルフ会員権の相続税評価は、取引相場があるものと取引相場がないもので、相続税評価の方法が異なります。また、ゴルフ……

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FXポジション(損益が未確定の状態)の相続税評価実務

FX取引を行っていた被相続人が亡くなった場合、FXポジションというものが発生することがあります。決済が行われずに通貨を所持したままの状態のことです。FXポジションがあった場合、相続税はどのように評価を行うのが正しいのでしょうか。FXポジションにおける評価と相続の流れをご紹介していきます。 1.FXとは?FXポジションとは? FXとは、日本語で外国為替証拠金取引のことです。証拠金取引とは……

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土地の相続税評価に不動産鑑定評価を使える場合の条件

土地に対する相続税の申告では、「財産評価基本通達」に基づいて、路線価や倍率評価を用いて、相続税評価を計算していくのが原則です。しかし、それでは、路線価は時価の8割程度であるはずなのに、路線価による計算では、時価を上回ってしまうケースがあります。不動産鑑定評価によって相続税評価を行えるケースもあるのです。 1.土地の評価は原則「財産評価基本通達」に基づいて路線価or倍率評価 相続税の申告では……

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エアコンの相続税評価は原則個別にする必要なし

相続する居住用家屋や事業所等に、エアコンが設置されている場合、相続税評価はどのようにおこなうのが正しいのでしょうか。税法上の基本的な考え方と、相続税評価をおこなう場合の具体的な方法について、ご紹介していきます。 1.エアコンは原則“建物附属設備”に該当するため個別に評価不要 エアコンが、そもそも「建物附随設備」に該当するかどうかは、相続・贈与税関係の基本通達「財産評価」第3章92を確認すれ……

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営業権(のれん)の相続税評価の実務

営業権は、相続税評価の際、どのように評価額を決定したらよいか、具体的な計算方法も含めてご紹介していきます。なかには、営業権の性質によって、相続税評価が不要な場合もありますので、合わせて確認していきましょう。 1.相続税評価が必要な営業権(のれん)とは? 通称「のれん」と呼ばれる「営業権」は、企業が独自で有するブランド力や技術力などにより創出される無形固定資産です。営業権は、法律上の権利ではあり……

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圧縮記帳されている土地の相続税評価実務

土地の相続税評価をおこなう際、圧縮記帳がなされていたら、どのように取り扱ったらよいのか、概要を説明していきます。圧縮記帳に関する定義や仕訳事例も含めて紹介していますので、日々の実務の参考として、お役立てください。 1.圧縮記帳とは? 圧縮記帳とは、交付された国庫補助金や補償金などを活用して、土地等の資産を取得した場合に適用できる会計帳簿への記帳方式です。簡単に言えば、実際の土地の取得価額から、……

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