株式会社以外にも、会社にはいくつかの形態がありますが、そのひとつがLLC(合同会社)といわれるものです。合同会社は、株式会社とは違い、出資者による持ち分というものがあり、持ち分をどうするかによって相続による評価の方法が異なってきます。 1.LLC(合同会社)とは? 会社の形態というのは、株式会社や合同会社のほか、合名会社、合資会社の4つに分けることができます。うち、合同会社というのは200……
記事を見る相続に関する知識コンテンツ
相続税の支払いのための銀行から融資を受けるという選択肢
相続財産の中で不動産の占める割合が高い場合などは、相続した金融資産等では相続税が払えないこともあります。そんな時はどうすればいいのか、3つの解決方法とそれぞれの納付方法のメリット・デメリットをご紹介します。 1.相続税が支払えない場合の3つの方法 1-1.相続財産(不動産等)を売却して支払う 相続財産に売却可能なものがある場合は、現金化して相続税を支払うことができます。資産の売却は土……
記事を見る相続税申告において控除できる住民税
相続税の申告において、債務や葬式費用は債務控除として相続財産から差し引けます。控除できる債務には、被相続人の借入金の他、不動産経営における預かり敷金や未払いの医療費や税金などがあり、所得税や住民税も債務控除の対象になります。 1.住民税は相続税申告において債務控除可能 日本の相続制度では、被相続人のプラスの財産が承継されるだけでなく、借入金のようなマイナスの財産も承継されます。借入金や未払い金……
記事を見る相続税申告で住宅ローンを債務控除する際の注意点
住宅ローンの支払いがまだ終わっていないにも関わらず配偶者や両親が亡くなり、相続税を支払わなければならなくなった。こういったケースでは、団体信用生命保険によってローンが完済されることが一般的だが、未払のローン残高の債務控除を受けられることもありますので注意が必要です。 1.相続税申告において住宅ローンの残債は債務控除できる(団信未加入の場合) 相続税の申告時に住宅ローンがまだ残っている場合、……
記事を見る相続税申告書の按分割合を調整して節税が可能
相続税を納付する際に相続人が複数人いる場合には、按分割合を考えなければなりません。単純に相続額の割合を計算するだけに見える按分割合ですが、この按分割合の調整次第で節税ができることもあります。按分割合のルールや調整の方法についてご説明しましょう。 1.相続税申告において“按分割合”とは? 按分割合というのは「相続税の総額に対し、各相続人が相続税を負担する割合」のことです。この割合は相続した財……
記事を見る未経過保険料の相続税評価 ~非課税枠の適用の有無について~
被相続人を契約者・被保険者とする生命保険の死亡保険金を請求した場合、死亡保険金と一緒に、前納していた保険料の未経過分が払い戻されることがあります。死亡保険金はみなし相続財産となり、相続税の対象になりますが、未経過保険料はどのように扱えばいいのでしょうか。 1.未経過保険料(前納保険料)も相続税の課税対象 生命保険の保険料は、半年払いや年払い、前納払いなどいろいろな支払い方があります。被相続……
記事を見る位置指定道路の相続税評価は“行き止まりか通り抜けか”で判断
1.位置指定道路とは? 1-1.位置指定道路とは? 建築基準法の規定では、「建物を建てる敷地は道路に2m以上接していなければならない」と定められています。そのため、広い宅地を細分化した場合や、私道を通らないと入れないような宅地など、宅地が公道に面していない場合は、それぞれの宅地が2m以上接するような道路を作らなければなりません。この道路として特定行政庁から指定を受けた私道が、位置指定道路で……
記事を見る外貨建ての財産の相続税評価はTTBで行う
被相続人が、外貨預金などの外貨建て金融資産を保有していた場合、相続税評価はどのように行うのでしょうか。外貨建て資産は円貨に換算して評価額を計算する必要があります。ここでは、外貨建て資産を円貨で評価する方法を詳しくご説明します。 1.外貨建ての海外資産はTTB(対顧客直物電信買相場)で行う 外貨預金など外貨建ての海外資産を相続税評価する場合、円貨に換算する必要があります。その際は、課税時期(……
記事を見るMRF、MMFの相続税評価の方法
公社債投資信託であるMMFやMRFは、比較的リスクが低い投資商品ということで、気軽に投資をしている方も多いでしょう。このような証券投資信託受益権の相続税評価はどうすればいいのでしょうか。ここでは、MMFとMRFの違いと相続税評価の方法をご紹介します。 1. MMFとは?MRFとは?両者の違いは? 1-1.MMFは日々分配型の公社債投資信託 MMF(マネー・マネジメント・ファンド)は、……
記事を見る相続税申告における納付書の記載方法
相続税申告では納付書に必要事項を記入したうえで、金融機関、あるいは、税務署で相続税を支払います。使用する納付書はほかの税金の支払いで使用するものと共通しています。相続税申告の際の納付書の書き方について解説していきます。 1.相続税申告における納付書の記載方法 相続税申告では、複数の相続人の分をまとめることはできず、相続人ごとに納付書に記載していきます。 ① 年度 相続を開始……
記事を見る