親族がなくなった場合、悲しんでばかりもいられません。相続税など税金上の手続きもしなくてはならないためです。相続税が少しでも減税できたらうれしい、そんな方も少なくないでしょう。いったいどのような財産や条件であれば、相続税が非課税となるのでしょうか。 1. 相続税が非課税となる財産の一覧と説明 1-1. 日常礼拝をするもの 信仰している宗教で、日常的に礼拝をしているものは相続税がかかりません……
記事を見る相続に関する知識コンテンツ
相続税の期限後申告に関する実務上の留意点
相続税の申告には期限があります。期限は、被相続人の亡くなったことを知った日の翌日から起算して10か月以内です。もし、相続税の申告に遅れてしまったらどのようなペナルティやデメリットが発生するのでしょうか。相続税と申告の遅延について解説していきます。 1.相続税の期限後申告にかかるペナルティ 被相続人が亡くなったことを知ったにもかかわらず、必要な相続税の手続きを行わなかった場合や、手続きが遅れ……
記事を見る相続税申告書の職業欄の記載方法
相続税の申告をする際は、相続税の申告書等の書類を提出する必要があります。一番初めの第一表には、相続人の氏名や生年月日住所などと並んで職業を記載する欄があります。職業欄はどのように記載すればいいか、解説をしていきます。 1.相続税の申告書の職業欄の記載方法 1-1.相続税の申告書の提出期限は10ヵ月後 被相続人の死亡により、その財産は相続人に承継されます。その際に、本来の相続財産、みなし相……
記事を見る相続開始前3年内に土地建物を取得した際の非上場会社株式の相続税評価には注意
株も相続財産に含まれますが、上場していない非上場株式会社の場合は株の価値が市場で決まっていません。こうした場合には会社の純資産を基準に株の価値を算出します。この際には会社の土地建物も資産として計上されますが、土地建物の価値は評価方式によって価格に差が出ます。今回はこれについてご説明しましょう。 1.土地建物を相続開始前3年内に取得した場合は通常の取引価額になってしまう 1-1.非上場株式会……
記事を見る相続税の配偶者の税額軽減は期限後申告でも一定の要件を満たせば適用可能
相続税における「配偶者の税額軽減」は、高い節税効果があります。相続税申告期限内に申告できれば問題ありませんが、遺産に関する問題は時間がかかることも珍しくないでしょう。申告期限後でも特例が適用できるケースについてまとめました。 1. 相続税申告期限までに遺産分割協議が終了していれば期限後申告でも可能 相続税の配偶者の税額軽減とは、一定の金額までなら配偶者に相続税がかからない制度です。一定の金……
記事を見る子の名義預金が遺産分割の対象になるかどうかの判断
被相続人名義の通帳でのみお金が管理されていたのだとしたら、そのまま相続という形になるので特段大きな問題は起きないでしょう。しかし、単純に被相続人の名義だけで無事相続を終えたというケースだけではありません。被相続人が子などの名義で預金を行っている場合などはどう考えるべきなのか確認してみましょう。 1.名義預金が遺産分割の対象となるかどうかは、実質的な帰属者を判定する必要がある 相続に関しては……
記事を見る小規模宅地等の特例には選択同意書が必要
相続財産の評価を大幅に減額できるのが「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例(小規模宅地等の特例)」です。この特例の適用を受けることで、相続税がゼロになることもありますが、適用にあたっては相続人全員の同意が必要になるので注意が必要です。 1.小規模宅地等の特例の選択同意書(相続税申告書11・11の2表の付表1)が必要となる理由 1-1.小規模宅地等の特例とは? 小規模宅地……
記事を見る同一敷地内に親と子の建物がある場合の小規模宅地等の特例
相続税の節税を考えた場合に活用したい「小規模宅地等の特例」ですが、被相続人である親の所有する同一敷地内に親と子の建物が別々に建っている場合にはどのような取り扱いとなるのでしょうか。「小規模宅地等の特例」の適用条件とその例外についてご紹介します。 1.原則:別棟は同居とならないため適用不可 同居親族が相続により宅地等を取得する場合、相続税の課税対象から一定割合の減額を受けられる「小規模宅地等の特……
記事を見る被相続人が有していた「著作権」の相続税評価
著作権というのは、個人または法人に認められたある作品を独占的に有することのできる権利です。独占的に所持できることによって利益に繋がることから、当然相続税の課税対象としてカウントされます。ここでは、著作権の性質と著作権の相続税評価のための具体的な計算方法について見ていきましょう。 1.相続税の課税対象となる「著作権」とは? 著作権とは、創作における個人や法人において認められている権利です。著作権……
記事を見る小規模宅地等の特例が適用される親族の範囲
亡くなった人が直前まで住んでいた宅地等を相続する場合に利用できる「小規模宅地等の特例」ですが、配偶者や被相続人の子のほか、条件によっては法定相続人以外の親族が相続する場合でも適用が可能です。特例が利用できる親族の範囲とその条件についてご説明します。 1.配偶者は無条件に適用対象者になる 「小規模宅地等の特例(特定居住用宅地等)」は、被相続人が使用していた宅地等を相続する場合に、条件にあてはまっ……
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