「名義株式」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。株主の名前と実際に出資した人が異なる株式のことで、相続税の対象となります。なぜ相続税の対象となるのか、名義株式であるかどうかの確認方法や対処方法についてご説明しましょう。 1.「名義株式」とは? 名義株式とは、名義上の株主と、金銭を出して株式を購入した人が異なる状態のことです。通常、金銭を出して株式を購入した人が株式の名義人となり、株主名義に……
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相続税申告書提出の際に必要な添付資料一覧
財産を相続した際、受け取った財産の合計額が基礎控除額を超えるような場合には、相続税を納めなければなりません。もし、期限内に支払うことができない、添付資料に不足があって納税額に修正が必要になる、といった場合には重いペナルティが課されます。そこで今回は、相続税申告書に必要な添付資料について見ていきましょう。 1.相続税申告書提出の際に必要な添付資料一覧 1-1.一般の場合に必要な書類 ここでいう……
記事を見る相続税の非課税財産(相続税法12条)について解説
相続税では、すべての財産が課税の対象となる訳ではありません。一部課税の対象外として認められている財産があります。非課税財産となるのは、相続税法12条に定められた6つの財産。それぞれの財産の内容や注意点を確認してみましょう。 1.相続税法12条には6つの非課税財産がある 相続税法12条では、相続税の非課税財産ということで、6つの財産が記載されています。該当する財産は、皇位継承で皇嗣が受けたもの、……
記事を見る相続税から控除できる確実と認められる債務を解説
相続税の計算では、遺産総額から直接差し引くことが認められているものがあります。遺産総額から控除可能なものは、「葬式費用」と「債務」の2つです。しかしながら、「債務」については明確な提示がないのが現状。相続税の計算における「債務」はなにを指すのか、具体例を交えながら解説していきます。 1.確実と認められる債務とは? 相続税の計算では、遺産総額から葬式費用と「債務」の控除を行えるとされていますが、……
記事を見る遺言執行費用は相続税からも遺留分からも債務控除できない
遺言執行費用の取り扱いについて、相続税の計算上、相続財産からの債務控除ができるかどうか、遺留分との関係はどうなるのかといった点について確認していきます。関連条文も合わせて紹介していきますので、条文内容を確認・理解することで、遺言執行費用の取り扱いに関する疑問点を整理していきましょう。 1.遺言執行費用は相続税から債務控除できない 遺言執行費用には、相続財産の管理費用や相続財産目録の作成にかかる……
記事を見る前受家賃は相続税の債務控除の対象とはならない
被相続人が賃貸物件を経営していた場合、前月に当月家賃を振り込むよう賃借人と契約を結ぶことは少なくありません。これを前受家賃といいますが、万一家賃を受け取った後、対象月になる前に死亡した場合、相続人は前受家賃をもらった状態で相続することになります。この場合、前受家賃は債務控除の対象となるのでしょうか。 1.前受家賃は相続税の債務控除の対象とはならない たとえ前受家賃を受け取っていたとしても、相続……
記事を見る破産者がいる場合の相続手続きで知っておきたいこと
相続手続きには、相続人間で遺産分割協議をしてから遺産分割協議書を作るという面倒ですが重要な手続きがあります。万が一、相続人のなかに破産者がいる場合は、この手続きがさらに複雑化する可能性があるため注意が必要です。ここでは破産者がいる場合の相続手続きについて知っておきたいポイントをご説明します。 1.破産者がいる場合の相続手続きで知っておきたいこと 破産者にも遺産を相続する権利はあります。ただし、……
記事を見る相続で知っておきたい特別縁故者の基礎知識
法定相続人がいない場合には、財産は国庫へ納められることになります。相続権がなくても、被相続人と特別に密接な関係にあった人は、特別縁故者として認められると、財産を相続することができます。特別縁故者の条件や手続き方法などについてまとめました。 1.特別縁故者になることができる条件は3種類 相続人がいない場合には、家庭裁判所への請求が認められると、被相続人と特別な関係にあった人が特別縁故者として、遺……
記事を見る団体信用生命保険がある場合の相続税の注意論点
マイホームを購入するとき、住宅ローンを借り入れる場合には、団体信用生命保険に加入することが一般的です。住宅ローンの借り入れ期間中に債務者が亡くなったら、相続税はどうなるのでしょうか。団体信用生命保険の保険金は相続税の対象となるのか、あるいは、住宅ローンは債務控除できるのか、解説していきます。 1.団体信用生命保険がある場合の相続税の注意論点 1-1.相続税の対象にはなりません 住宅ローンを借……
記事を見る相続開始前3年以内に取得した土地建物がある場合の自社株評価の注意点
非上場株式の自社株の相続税評価で、純資産価額方式を採用する際には、相続開始前3年以内に取得した土地建物の扱いは不利になります。自社株の評価に関わる相続開始前3年以内に取得した不動産の評価について、貸付地や貸家建付地の場合を含めて解説していきます。 1.相続開始前3年以内に取得した土地建物は純資産価額方式で時価評価されてしまう 1-1.純資産価額方式での土地や建物の評価方法とは 取引相場のない……
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