生命保険契約の受取人が被保険者である契約者よりも先に死亡している場合、受取人を変更しないままでいるとどうなるのでしょうか。その場合、被保険者が死亡した時の保険金は、その保険会社の約款で定められたルール通りに処理されることとなります。受取人として定められた者の法定相続人にいくケース、契約者(被保険者)の他の相続人にいくケース、そもそも保険が受け取れなくなってしまうケースなどが考えられます。 1.保……
記事を見る相続その他
「相続分の譲渡」のメリット・デメリットとその具体的な手続き
相続の協議というのは時間も労力もかかるもので、早めに相続問題から抜け出したいと思う方もいるでしょう。そういう場合には、「相続分の譲渡」という制度を利用することで相続問題から抜けることができます。相続分の譲渡のメリットやデメリット、具体的な手続きについてご説明していきましょう。 1.相続分の譲渡の概要 相続分の譲渡とは、相続放棄をせずに相続する権利(相続分)を他人に譲渡することです。ここで言う相……
記事を見る「非経常的な利益金額」に該当するかどうかの判断基準(取引相場のない株式の相続税評価)
上場企業など株式の取引相場が明確な場合、相続における株式の評価は明確に決定することができますが、問題なのは取引相場のない株式の場合。この場合、別途、一定の基準に従い株式を評価する必要があります。類似業種比準方式もその一種。今回は、類似業種比準方式における評価について、判断に迷いやすい「非経常的な利益」についての考え方を確認してみましょう。 1.非経常的な利益金額に該当するかどうかの基本的な考え方……
記事を見る相続税から控除できる葬式費用を税理士が徹底解説
相続税の計算にあたって、相続財産からいくつか控除できるものがあります。そのひとつが、葬式費用です。ただし、葬式に関する費用であれば全て控除できるという訳ではありません。葬式費用で控除できるものと控除できないものについて解説していきます。 1.相続財産から控除できる葬式費用の項目一覧 葬式費用の一部は、控除として遺産総額から差し引くことが可能です。控除できる項目の一覧を見てみましょう。 【……
記事を見る相続税は連帯納付!他人の相続税まで負担しないといけない!?
相続税は、財産を相続した人全員に課せられる税金です。たとえば父親が亡くなり、自分の相続税を払い終わってほっとしていても、父親から財産を相続した母親や兄弟が相続税を払っていない場合、払い終わっている自分のもとへ督促がくる可能性があります。相続税には「連帯納付義務」というものがあるからです。 この相続税の連帯納付義務についてご紹介しましょう。 1.相続税の連帯納付義務とは? 日本の相続税……
記事を見る相続税の修正申告手続きとペナルティの種類を解説
相続税の計算を間違えていたなど、修正申告が発生した場合には4種類のペナルティが課されます。しかし、税務調査前に修正申告をすることができれば、ペナルティが軽減されるケースもあります。ペナルティの種類や、ペナルティ軽減のケースについてまとめました。 1. 相続税を修正申告した時にかかるペナルティの種類 相続税を修正申告した場合には、追加徴税というペナルティが課されます。ペナルティは全部で4種類……
記事を見る相続税の非課税財産を税理士が紹介
親族がなくなった場合、悲しんでばかりもいられません。相続税など税金上の手続きもしなくてはならないためです。相続税が少しでも減税できたらうれしい、そんな方も少なくないでしょう。いったいどのような財産や条件であれば、相続税が非課税となるのでしょうか。 1. 相続税が非課税となる財産の一覧と説明 1-1. 日常礼拝をするもの 信仰している宗教で、日常的に礼拝をしているものは相続税がかかりません……
記事を見る相続税の期限後申告に関する実務上の留意点
相続税の申告には期限があります。期限は、被相続人の亡くなったことを知った日の翌日から起算して10か月以内です。もし、相続税の申告に遅れてしまったらどのようなペナルティやデメリットが発生するのでしょうか。相続税と申告の遅延について解説していきます。 1.相続税の期限後申告にかかるペナルティ 被相続人が亡くなったことを知ったにもかかわらず、必要な相続税の手続きを行わなかった場合や、手続きが遅れ……
記事を見る相続税申告書の職業欄の記載方法
相続税の申告をする際は、相続税の申告書等の書類を提出する必要があります。一番初めの第一表には、相続人の氏名や生年月日住所などと並んで職業を記載する欄があります。職業欄はどのように記載すればいいか、解説をしていきます。 1.相続税の申告書の職業欄の記載方法 1-1.相続税の申告書の提出期限は10ヵ月後 被相続人の死亡により、その財産は相続人に承継されます。その際に、本来の相続財産、みなし相……
記事を見る子の名義預金が遺産分割の対象になるかどうかの判断
被相続人名義の通帳でのみお金が管理されていたのだとしたら、そのまま相続という形になるので特段大きな問題は起きないでしょう。しかし、単純に被相続人の名義だけで無事相続を終えたというケースだけではありません。被相続人が子などの名義で預金を行っている場合などはどう考えるべきなのか確認してみましょう。 1.名義預金が遺産分割の対象となるかどうかは、実質的な帰属者を判定する必要がある 相続に関しては……
記事を見る