スタッフ紹介　 （税理士 大宮事務所代表：大槻 智也）

子供の頃から弱いものいじめや不公平なことが嫌いで、正義の味方に憧れていました。高校と大学ではファイナンシャル・プランナーや簿記、経営、経済などを学び、世の中において「税」とは非常に重要であり、また誰もが身近な存在であることを知りました。しかしながら同時に自ら適正な税金計算は複雑困難を極めており、大変理解しづらいものになっていることを痛感しました。
今後の自分自身の人生においては勿論、あらゆる立場の人が税金で損をしないように手助けをしていく仕事がしたいと思いました。大学卒業後は会計事務所に就職し、働きながら税理士資格を取得しました。最初は法人顧問をしていたのですが、社長から個人資産や事業承継など相続資産税に関連したご相談を受けることが多く、個人資産のコンサルティングに興味を持ち、相続資産税専門のチェスターで日本一を目指したいと思いました。

ご主人様が亡くなられた相続人の奥様を担当した際のことです。ご主人様が生前ご活躍され交友関係が広かったこともあり、相続手続きなどが複雑で資料収集が多い事案でした。無事に相続手続きが完了した際に「大槻先生に任せて本当に良かった。私の時も大槻先生にお願いするようにと遺言書に書いておきました」と笑顔でお話してくださいました。辛い状況ながらもご自身の最期、そして大切な財産をお任せいただけるというのは、短い期間ながらも信頼を頂けた証だと思うので、大変嬉しい言葉でした。

お客様にとって本当にベストな選択になっているかどうかを常に意識するようにしています。相続税申告のお仕事は、「節税」という最小値だけをゴールと考えてしまいがちですが、大切な方が亡くなられたお客様と一緒に、亡くなられた方の想いや遺されたご家族の状況を基に、本当にベストな選択肢が何なのかを考えていくことを大事だと思っています。例えば、計算上は税金が減ったとしても、その後のご家族のライフプラン、親族関係を考えた際に再び問題が発生する選択肢になっていないかなど、未来をシミュレーションしながら寄り添ってご提案できるようにしています。