- TOP
- はじめての相続 ~必要な知識と実務のすべて~
- 相続税に関する統計情報・お役立ち情報のまとめ
- 相続税専門税理士を5秒で見抜く方法
相続税専門税理士を5秒で見抜く方法
1)相続税申告専門の税理士とは!?
税金には様々な種類があります。所得税、法人税、消費税、相続税…と多岐に渡ります。
これらすべての税法に精通しているスーパー税理士というのはまず存在しません。
心臓外科の手術もできるけど産婦人科としても一流といった医者がまず存在しないのと同じで、通常は税理士にも得意分野・専門分野というものが存在します。
いろんな分野がある中でも、相続税というのは特殊な分野です。
法人税は、年間200万件以上の申告がありますが、相続税はそもそも年間15万件ほどしか申告がありません。
この違いを見ても、税理士が相続税という分野の経験を積める場が少ないことが良くわかって頂けると思います。
2)『相続税専門』というウソ看板を5秒で見抜く方法
税理士業界において、現在は広告がある程度自由にできます。
そのため、相続税専門でないのに、あたかも相続税専門のように見せて立派なホームページを作っている会計事務所が残念ながら、最近は多く見受けられます。そういった嘘の看板を見抜く方法は簡単です。
例えば、●●会計事務所のホームページで、相続専門と記載があったとします。
その●●会計事務所という名前を、インターネットで検索してみてください。
例えば、その会計事務所がいくつもホームページを持っていて、相続専門のホームページ以外に、法人税専門と言ったHPを作っていたとしたらどうでしょう…。
3)経験がモノを言う世界。面談で難解な質問をするとすぐにボロが…
いくら書物で知識を学んでも、実務の経験がなければ役に立ちません。東大を主席を出ていて国家資格もとおっている医者だけど、手術の経験がまだないお医者さんに手術を依頼するでしょうか!?
それと同じで、税理士においても、年間数件程度しか相続税の仕事をしていない者も大勢います。そんな税理士に依頼するのと、年間数十件の相続税申告を経験しており、かつその税理士の仕事はホントの意味で相続税専門だったとしたら。
ただ、そうは言っても、なかなか一般の方からすると、その税理士がホントに経験があるのかどうかを見極めるのは難しいと思います。ですので、できればご自身である程度、勉強した後に、その分からない部分について相談に行かれることをお勧めします。そうすると、少し難しい質問になると、相続が得意でない税理士は、なかなか即答ができないでしょう。
4)相続税申告専門の税理士にお願いしなくても良い場合
例えば、どんな税理士がやったとしても同じ結果になる相続税の申告もあります。例えば、相続財産は相続税の基礎控除を超えているものの、特例を使って納税がゼロになるような案件です。
こういった案件では相続専門の税理士を探す必要性は低いです。お世話になっている税理士や、ご自身で申告を行うことも可能でしょう。
しかし一方で、特例を適用するための要件を勘違いしていて申告後に税務署から特例が適用できないことを指摘されたり、財産の評価を間違えていて納税ゼロで申告していたにも関わらず本当は納税額があることが発覚したり、といったトラブルが相続税の世界では頻発していることも確かな事実です。
特例が本当に使えるのか、納税額がゼロになるのか、といった不安がある方は一度相続税専門の税理士に相談してみることも一つの手であると言えるでしょう。
なお、相続税を専門にしている税理士法人チェスターでは、相続発生後のお客様のご面談を無料で対応しております。不安な方はこちらからお気軽にお申込み下さい。