チェスター相続税実務研究所
温泉権の評価について
2014/12/15
温泉権の価額は、財産評価基本通達78により、その温泉権の設定の条件に応じ、温泉権の売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価することとされています。
財産評価基本通達77(温泉権が設定されている鉱泉地の評価)の取り扱いを確認しますと、温泉権は鉱泉地の評価額の内訳(一部)ということになりますので、鉱泉地の評価額を基礎として検討することも考えられます。
なお、温泉権は単独の権利として取引されることもあれば、温泉付きの住宅という形でセット販売されることもあり、また、地域によりその取引価額に大きく開きがあるようです。