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税務調査はどのように行われる?日程調整~当日まで。
相続税の税務調査はどのように行われるのでしょうか。
まずは、税務署から電話で日程調整の連絡があるところから始まります。
STEP1 税務署からの電話連絡・日程調整
税理士が代理として入っている場合には、税務署の調査担当官から税理士に対してまずは電話連絡があります。「税務調査を実施したいのですが・・・」と。
建前上、任意調査ですが、事実上、断ることはできません。
通常、税務調査官は電話口で1~2週間後の日程を指定してきますが、あくまで任意調査ですので、こちらの都合で日程を引き伸ばす交渉は可能です。
「今仕事が忙しくて・・・」「体調がすぐれなくて・・・」
など、理由はとくに問われませんので、こちらのペースで日程調整をして構いません。
STEP2 当日を迎えるまで
税務調査が行われることが決定したら、改めて当初の申告内容の見直しを行いましょう。
その際、改めて見直してみたら、当初の申告内容が間違っていた。あるいは、申告すべき財産が新たに見つかったなどということがあれば、迷わずに、税務調査の当日を迎える前に自ら自主的に修正申告をすることもひとつの方法です。
但し、税務調査官も人間ですし、調査能力にもやはり限界があります。
少しの財産が仮に漏れていたり、申告内容が間違っていても、指摘を受けない可能性もあります…。但し、意図的に財産を隠したり、間違った申告をしたら、重加算税という重いペナルティを課せられたり、最悪刑事罰に問われる可能性がありますのでご注意ください。
STEP3 当日・午前中10時から
税務調査の当日は、一般的に10時からスタートします。
午前10時に、税務調査官2名がやってきます。
まずは、雑談からスタートし、午前中は主にヒアリング。亡くなった方の趣味や仕事、そして相続人に関する情報等が聞かれます。
STEP4 当日・午後5時まで
午後は主に、資料の調査や具体的事象についての質疑応答が行われます。
通帳や印鑑の現物を確認したり、税務職員が税務署で事前に調査してきたことの質問などです。
通常は、午後5時になると、終了です。
2日に渡り行われるケースもありますが、よほどのことがない限りは1日で終了します。
相続税における税務調査のすべて
- 自分で相続税の申告を行った
- 相続が専門でない税理士に相続税の申告を依頼した
上記2つに当てはまる方は税務調査を行われる確率が極めて高いです。
なぜ税務調査を受けることになるのか?当日、何を聞かれるのか?追加で課税されることはあるのか?
税務調査前にやるべき準備から当日の受け答え、さらには後日の対応まで税務調査を難なくこなすための方法を弊社の実務から得た経験からご紹介します。