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全国の地価動向は全用途平均で3年連続上昇~令和6年都道府県地価調査~
(国土交通省が、「令和6年都道府県地価調査」の結果を公表)
国土交通省が、令和6年9月17日、「令和6年都道府県地価調査」の結果をとりまとめ、国土交通省HPにおいて公表しました。
公表された「令和6年都道府県地価調査」のポイントは次のとおりです。
全国の地価は、景気が緩やかに回復している中、地域や用途により差があるものの、三大都市圏では上昇幅が拡大した。
地方圏でも上昇幅が拡大又は上昇傾向が継続するなど、全体として上昇基調が強まっている。
令和6年都道府県地価調査では、全国21,436地点を対象に、令和6年7月1日時点の価格を調査した結果、1年間の地価動向として、次のような結果が得られました。
【全国平均】
○ 全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇幅が拡大した。
【三大都市圏】
○ 全用途平均は4年連続、住宅地は3年連続、商業地は12年連続で上昇し、それぞれ上昇幅が拡大した。
・ 東京圏、大阪圏、名古屋圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも上昇し、上昇幅が拡大した。
【地方圏】
○ 全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で上昇した。全用途平均・商業地は上昇幅が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇率となった。
・ 地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも12年連続で上昇したが、上昇幅は縮小した。
・ その他の地域では、住宅地は下落が継続しているが、下落幅は縮小し、 商業地は2年連続で上昇し、上昇幅が拡大した。
全用途平均は平成4年以来32年ぶりに上昇に転じた。
◎ チェスターの視点
令和6年7月1日現在の全国の地価が、「全体として上昇基調が強まっている」ことからしますと、令和7年分路線価は、全国的に上昇すると見込まれます。
したがって、「生前に土地の贈与をご検討中の方」は、令和7年まで待つことなく、令和6年中に贈与を行うことをお勧めします。
〔参考〕公的土地評価の種類
種類 | 地価公示価格 | 基準地標準価格 | 路線価 | 固定資産税評価額 |
---|---|---|---|---|
主務官庁 | 国土交通省 | 都道府県 (国土交通省が全国分を取りまとめて公表) | 国税庁 | 全市町村 (東京都23区内は東京都) |
価格時点 | 毎年1月1日 | 毎年7月1日 | 毎年1月1日 | 3年ごとの1月1日 |
公表時期 | 毎年3月下旬 | 毎年9月下旬 | 毎年7月上旬 | 基準年の3月 |
備考 | 適正な時価 | 地価公示価格 と同一水準 | 地価公示価格の80% | 地価公示価格の70% |
※本記事は記事投稿時点(2024年9月26日)の法令・情報に基づき作成されたものです。
現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。
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