相続税で使用するソフトについて
相続税で使用するソフトについて
相続税の申告にあたっては、書類の作成や計算など複雑で様々な事務が必要となります。
ところで、最近ではパソコン技術の普及・高度化によって個人でも、これらの相続税の計算などを簡単に行うことができるソフトが開発・販売されています。
様々な相続税計算ソフト
例えば、遺産分割案の作成から相続税申告書の作成、明細書の作成などの書類の作成からはじまり、納税額を計算、路線価による土地評価明細書の作成などの計算もしてくれるソフトがあります。
また、有償だけではなく無料でインターネット上でダウンロードすることができるソフトもあります。
例えば、「VBA相続税試算表」という遺産分割案や遺産分割協議書、相続税申告書の計算表、相続財産の明細書といった書類を作成し、相続税に関したシミュレーションを行うことの出来るソフトがあります。
その他、相続財産に対する納税額を計算する「TAX2」というソフトや、法定相続人の数と財産額を入力することで相続税額を簡単に計算できるシミュレーションソフトである「イー・コンパクトシリーズ相続税の概算額計算シート」等、生前の対策が必要かを判断する場合等に役に立つソフトも多数あります。
さらに、「路線価による土地の評価明細書」というソフトに関しては、相続税や贈与税を計算する際に必要となる、路線価方式によって土地の評価を行う為のExcelシートで、この評価明細書はすでに申告用の書式となっているため、そのまま使用することも可能という、非常に利便性の高いソフトです。
このようにパソコンやソフトの普及により、相続税に関する書類や計算自体は大変簡便に行うことができるようになってきています。
ソフトは便利だけれども
ただ、ソフトがいかに発展しても、クリアーできない問題はあります。
例えば、遺産分割協議において誰がどの遺産を相続することが納得がいく結論となるかという点については、ソフトがいかに発達しても、解決してくれることはないということができます。
相続においては必ず深い人的関係・家族間の感情などの問題が生じるためです。
また、税務に関してもあくまでも一般的な計算ツールとしては利用することはできますが、評価が難しい土地や非上場会社の株式などが遺産にある場合には必ずしも適切な計算をしてくれるとは限りません。
税務に関しては、複雑な事例であれば、税理士へ相談することがやはり必要となるということができます。
これらの意味で、相続関係の支援ソフトはあくまでも、計算や書類作成それ自体を便利にするツールであって実際の相続問題を解決するためには相続人間の話し合い、行政書士などの法務手続き専門家のアドバイス、相続税が発生する場合には税理士のアドバイスなどを得ることが必要です。
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