相続大辞典
民法一般編
限定承認相続とみなし相続 被相続人が亡くなった後、借金などマイナスの財産があった場合、これを相続しなければならないのでしょうか。 申請することで、相続放棄といって財産すべてを放棄することができる制度がありますが、この場合はプラスの財産も放棄することに […]
相続人同意書とは 相続発生後、故人の遺産や負債を分けるにあたっては、様々な場面で相続人の同意書が必要となるケースがあります。 現在の民法においては、故人が残された遺産・負債いずれもが相続人の意思に関わらず、すべて包括承継されることとなっています。 そ […]
相続人不存在の場合の時効取得について 民法では、他人の所有地であっても自分がその土地を所有していると思いながら、20年間平穏かつ公然に占有していれば、その占有者が所有権を取得できるとしています。 これを時効取得といいます。 たとえば、息子が父親所有の […]
相続分譲渡通知書とは 相続分譲渡通知書とは、相続人の一人が別の者に相続人としての権利を譲渡した場合に、その事実を他の相続人に知らせるための書類のことです。 遺産争いを避けたい、早く相続財産を手にしたいなどの場合、遺産分割の前に、自分の相続分を無償もし […]
相続人に異動があった場合 相続が発生した場合、相続人たちは速やかに財産を分割して相続を確定させ、相続税の申告を行わなければならないと相続税法において規定されていますが、相続というのは少し特殊な状況下で行われるため、特例も設けられています。 その中の一 […]
限定承認と承継について 限定承認とは、財産を相続する際に、その相続財産を限度として被相続人の債権に責任を持つことを言います。 相続財産を用いて負債を全て弁済した後、その残りの財産はそのまま相続できます。 相続財産を超える負債に対しては弁済の義務が発生 […]
相続税法における扶養義務者の意義 相続税法における扶養義務者とは、どこからどこまでの範囲を指すのでしょうか?それは、相続税法の全文に明記されています。 『相続税法(昭和25年法律第73号。以下「法」という。)第1条の2第1号に規定する「扶養義務者」と […]
財産相続をめぐるトラブルは毎年多く発生しており、調停事件は年間約1万件、審判事件は年間約2,000件起きています。 争いが起こりやすいのは、財産内容に不動産が含まれている場合で、特に不動産しか相続財産がなく、しかもそこに相続人の1人が住んでいる場合だ […]
犯罪者の相続権と遺産相続はあるのか?「相続欠格」についてわかりやすく解説
遺産相続において、相続人(財産を受け取る人)は被相続人(亡くなった人)の配偶者、子、父母、兄弟姉妹と決まっています。しかし、ご自身の生前に相続人となる予定の人(推定相続人)の中に一定の事由に当てはまる人がいる場合、被相続人の意思と関係なく、相続できな […]
相続人代表口座とは 相続を開始する際に注意したいのは、被相続人が生前開設していた預金口座などについてです。 被相続人が死亡したことが分かると、保全のために銀行などの金融機関によってその口座が凍結されてしまい、金銭の引き出しをすることができなくなります […]