相続大辞典
民法一般編
離婚慰謝料は相続できるか 両親が離婚し、母親が父親に離婚慰謝料を請求する意思があったとします。 離婚慰謝料を請求する前に母親が死亡し、その子が母親の相続人であった場合、相続人である子が父親に離婚慰謝料を請求できるかどうかという問い合わせは少なくありま […]
相続分不存在証明とは、「私は、被相続人から生前特別受益を受けていたので、相続分はありません」と証明する証書のことです。 特別受益とは被相続人から受けていた生前贈与のことで、受けていた人は特別受益者と呼ばれます。 特別受益には大学の学費、開業資金などの […]
養母と相続権 俗に養母と呼ばれる立場にある方が相続権を持つかどうかは、誰を基準とするかという点や法律的に養子縁組をしているかどうかなどによって異なってきます。 養母と呼ぶ場合なので、一般には子の立場から考察することとなります。 内縁関係では相続権は常 […]
相続分の指定とは 被相続人が遺言を残さず亡くなった場合、相続人は法定相続分の財産を相続する権利を有しますが、被相続人は遺言により、法定相続分と異なる相続分の指定をすることができます。 相続分の指定をした場合でも、相続人の遺留分に当たる財産は基本的に侵 […]
限定承認相続とみなし相続 被相続人が亡くなった後、借金などマイナスの財産があった場合、これを相続しなければならないのでしょうか。 申請することで、相続放棄といって財産すべてを放棄することができる制度がありますが、この場合はプラスの財産も放棄することに […]
相続人同意書とは 相続発生後、故人の遺産や負債を分けるにあたっては、様々な場面で相続人の同意書が必要となるケースがあります。 現在の民法においては、故人が残された遺産・負債いずれもが相続人の意思に関わらず、すべて包括承継されることとなっています。 そ […]
相続人不存在の場合の時効取得について 民法では、他人の所有地であっても自分がその土地を所有していると思いながら、20年間平穏かつ公然に占有していれば、その占有者が所有権を取得できるとしています。 これを時効取得といいます。 たとえば、息子が父親所有の […]
相続分譲渡通知書とは 相続分譲渡通知書とは、相続人の一人が別の者に相続人としての権利を譲渡した場合に、その事実を他の相続人に知らせるための書類のことです。 遺産争いを避けたい、早く相続財産を手にしたいなどの場合、遺産分割の前に、自分の相続分を無償もし […]
相続人に異動があった場合 相続が発生した場合、相続人たちは速やかに財産を分割して相続を確定させ、相続税の申告を行わなければならないと相続税法において規定されていますが、相続というのは少し特殊な状況下で行われるため、特例も設けられています。 その中の一 […]
限定承認と承継について 限定承認とは、財産を相続する際に、その相続財産を限度として被相続人の債権に責任を持つことを言います。 相続財産を用いて負債を全て弁済した後、その残りの財産はそのまま相続できます。 相続財産を超える負債に対しては弁済の義務が発生 […]