相続放棄する場合の車の扱いについて
相続放棄する場合の車の扱いについて
亡くなった方が車を所有していて、そのローンが残っているから相続放棄するような場合があります。この場合、車を担保としたローンなのかそうでないかによって取り扱いが違ってきます。
車を担保としたローンですと、所有者はディーラーかローン会社となっています。ですから、ローンが残っていれば、車は担保としてディーラーかローン会社が引き取ります。
車を担保としていない場合は、まずローン会社に名義人が死亡したことを知らせ、相続放棄の受理を証明する書類を提出します。ここで問題となるのは、残った車をどうするかです。
相続放棄すると、被相続人の名義の動産、不動産を勝手に処分することはできません。
相続人全員が相続放棄する場合、車を処分するには、家庭裁判所に遺産管理人選任の申し立てをします。管理人が選任されると、管理人が相続人の代わりに車両を売却してくれます。そして、売却した代金をローン会社などに支払い、さらにお金が残るようであれば、国庫に入ることになります。
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