祭祀承継者とは
祭祀承継者とは
祭祀継承者とは、祖先の祭祀を主宰するものであり、主宰するにあたり必要とされる系譜や祭具、また墳墓等を所有する者を指します。
祭祀継承者は必ず相続人でなければいけないということではありません。
相続人以外でも祭祀継承者になれます。
では、どうやって祭祀継承者を決めるかですが、もし遺言が残されておりそこに祭祀継承者が指定されていればその者がなります。
もし、遺言などでの指定がない場合は各地方や家庭の習慣により祭祀継承者が決められます。
それでも祭祀継承者が決まらない場合は家庭裁判所の調停や審判を通して継承者が決められることになります。
祭祀継承者になったものは、祖先の祭祀を主宰し各決定事項を決めていきますが、それが法律で義務化されているわけではありません。
よって、祭祀継承者が継承後祭祀を営むかどうかは本人の意思に基づくものであり、また継承者として継承した祭祀財産を処分することも可能であるのです。
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