葬儀における祭壇とは
葬儀における祭壇とは、葬儀会場正面に設置された壇のことであり、葬儀の際に最も目立つのがこの祭壇です。祭壇は目立つのみならず、葬儀の際にかかる全体の費用の内の大部分を占めると言っても過言ではありません。
本来祭壇は浄土をイメージしたものであって、浄土へ赴きたいとする願望を表現するものです。決して豪華にすれば良いというわけではなく、葬儀の規模や、故人の性格や要望、親族の葬儀に対する考え方などを深く考慮した上で、適した祭壇を選択すべきであり、それに加え、葬儀社と相談を重ねた上で決定します。
一般的な仏式の葬儀の祭壇でよく使われるのは、伝統的でシンプルな作りである「白木祭壇」と、花そのもので祭壇を組み上げて作られる「花祭壇」です。
白木祭壇は仏式祭壇とも呼ばれ、祭壇の上に花を飾る等の装飾が加えられ、頂いた供花を両脇に並べるといった形式が基本的です。一般的なタイプですと三段飾りと五段飾りの二種類があり、それぞれ1号から13号までのグレードを予算に応じて選択することができます。
花祭壇に関しては、季節によって花の制限があるものの、故人が好きな花を使用したり、同じような色合いで統一する、故人の人柄を偲ぶようなアレンジが加えられる等、幾通りもの演出形式があります。花祭壇は仏式の葬儀だけではなく、自由葬や音楽葬といった無宗教の葬儀にも使用されます。
一方で、近年ではキリスト教式や神式等の一般葬儀から社葬に至るまで、様々なタイプの儀式に対応できるシステムが備えられてきており、それに伴ってオリジナリティに溢れた葬儀や祭壇を希望する方も多くなってきています。
特に祭壇は、葬儀店によっても異なりますが様々な要望に応えるため数多くの種類が取り揃えられてきており、伝統を大切にしながらも新しさを取り入れた神式祭壇や、黒を基調に彩り豊かな花々で飾られ、宗派にも細かく対応しているキリスト教式祭壇、社葬や団体葬といった特別な葬儀のための式場用の大型祭壇、友人葬祭壇、法事用祭壇等、様々な祭壇があります。
価格もタイプによってかなり異なりますので、葬儀社と相談したり、カタログを見せてもらったりすると良いでしょう。
【参考】葬儀用語集
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