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条件付き遺贈とは

条件付き遺贈とは

遺言によって被相続人の財産を贈与することを遺贈と呼びます。

相続は特別な手続きをしなくても被相続人の財産は相続開始されます。

この遺贈に、条件を付けられることを御存じでしょうか。

このように条件をつけた遺贈を条件付き遺贈と呼びます。

条件付き遺贈を具体的に説明すると、例えば被相続人が遺言にある特定の不動産を相続人に遺贈する旨書き残す際、その遺贈を実行せしめる相続人に対する条件も一緒に記載する方法です。

例えば、受遺者が何歳までに結婚をすることという内容や受遺者がどこどこの大学に合格することなどです。

この条件をつけての遺贈を条件付き遺贈と言います。

この条件付き遺贈に、もし期限内に受遺者がその条件を成就していなかった場合、該当財産を別の者に遺贈するという内容を記載したものは、停止条件付遺贈と呼ばれます。

この条件付き遺贈とは別に、負担付遺贈と言う遺贈方法もあります。

この負担は何を意味しているかというと、受遺者に母親が死亡するまで面倒を見るという内容や、残されたペットの面倒を見るという内容を条件にすることでその遺贈が成立することを意味します。

しかしこの負担は遺贈された価値範囲でまでの履行で良いとされており、この範囲を超えた場合は履行義務に当てはまりません。

※この記事は専門家監修のもと慎重に執筆を行っておりますが、万が一記事内容に誤りがあり読者に損害が生じた場合でも当法人は一切責任を負いません。なお、ご指摘がある場合にはお手数おかけ致しますが、「お問合せフォーム→掲載記事に関するご指摘等」よりお問合せ下さい。但し、記事内容に関するご質問にはお答えできませんので予めご了承下さい。

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