相続税の申告・相談なら年間申告実績2,300件超の
相続専門集団におまかせ

ロゴ

相続税の税理士法人チェスター

相続税の税理士法人チェスター

年間相続税申告件数 2,373件(令和5年実績) 業界トップクラス
【全国14拠点】
各事務所アクセス»

遺留分の時効・請求手続き

遺留分の時効・請求手続き

まるでドラマのような話ですが、「全ての財産を愛人に相続させる」、こんな遺言をされたらどうすれば良いのでしょうか。

残された相続人の生活にも大きな影響を及ぼしてしまいます。

この点、民法は、相続人に遺言によっても侵害することができない最低限の権利を保証しています。

それが「遺留分」です。

法定相続分よりも少ない割合ですが、配偶者、子、父母であれば遺留分の請求を行い、相続分を受け取ることができます。

遺産分割は遺言に基づいて行われます。

ところが、遺留分という制度があり、遺留分を害するような遺言に対しては、遺言書に書かれた遺贈や贈与の減殺を請求できます。

減殺とは、その効力を遺留分額に限って、なくしてしまうとうことです。

したがって遺言者の思惑とは異なり、遺言どおりに相続財産が分けられるとは限らず、遺留分減殺請求がなされることも見られます。

「すべての財産を愛人に遺贈する」などと、なまじ被相続人の意思が遺言書に記載されれば、いわゆる相続争いは目に見えています。

遺留分を害された側からすれば、遺言者に裏切られたような気持ちになることが多く、かといってその時点では遺言者は既に亡くなっているので、その怒りの矛先は、遺言書で有利に取り扱われている相続人に向かってしまいます。

この制度は昭和27年の民法改正で導入されました。

それまでの家督相続が「家」制度につながるという理由で諸子均分相続制度に変更すべしとの意見に加え、遺された配偶者や子の保護の要請から、このような制度が規定されたのです。

ただし、法定相続分全額が遺留分として保護されるわけではありません。

また、法定相続人全員の遺留分が保護されるのではなく、兄弟姉妹には遺留分はありません。

■遺留分の時効

このような遺留分の制度ですが、現実にその権利を行使する減殺請求については、相続の開始と減殺ができる遺贈や贈与があったことを知ったときから1年以内に請求しなければ時効消滅してしまいます。

また、相続の開始から10年を経過したときにも時効により消滅します。

■遺留分減殺請求の方法

遺留分減殺請求の方法には特に定めはなく、受遺者に対する意思表示だけでも効力が生じ、必ずしも裁判上の請求による必要はありません。

通常は、弁護士に相談し、内容証明郵便によりその意思表示を行い、話し合いで折り合いがつかなければ、調停が行われ、最終的には裁判という流れになります。

※この記事は専門家監修のもと慎重に執筆を行っておりますが、万が一記事内容に誤りがあり読者に損害が生じた場合でも当法人は一切責任を負いません。なお、ご指摘がある場合にはお手数おかけ致しますが、「お問合せフォーム→掲載記事に関するご指摘等」よりお問合せ下さい。但し、記事内容に関するご質問にはお答えできませんので予めご了承下さい。

相続対策も相続税申告もチェスターにおまかせ。

「相続税の納税額が大きくなりそう」・「将来相続することになる配偶者や子どもたちが困ることが出てきたらどうしよう」という不安な思いを抱えていませんか?
相続専門の税理士法人だからこそできる相続税の対策があります。

そしてすでに相続が起きてしまい、何から始めていいか分からない方もどうぞご安心ください。
様々な状況をご納得いく形で提案してきた相続のプロフェッショナル集団がお客様にとっての最善策をご提案致します。

相続の基礎知識と対策がすべて分かる資料請求をご希望の方はこちらをご確認ください。
DVDとガイドブックの無料資料請求はこちらへ
相続税対策
各種サービスをチェック!
無料面談相続税申告
ご相談をされたい方はこちら!/
【相続実務アカデミー】実務向け最新の相続知識を無料で!!無料会員登録はこちら
【採用情報 - RECRUIT -】チェスターで一緒に働きませんか?相続業務の魅力・給与・福利厚生ectはこちら

今まで見たページ(最大5件)

関連性が高い記事

カテゴリから他の記事を探す

お約束いたします

チェスターの相続税申告は、税金をただ計算するだけではありません。
1円でも相続税を低く、そして税務署に指摘を受けないように、
また円滑な相続手続きを親身にサポートします。

お電話

お問合せ

アイコン

0120-888-145

既存のお客様はこちら

受付時間
9:00-20:00

土日祝も
対応可

お電話

【無料面談予約】

全国
共通

0120-888-145

0120-888-145
※ 既存のお客様はコチラから▼
アイコン

資料請求

ページトップへ戻る
【予約受付時間】
9時~20時 (土日祝も対応可)

【無料面談予約】

全国
共通

0120-888-145

0120-888-145
※ 既存のお客様はコチラから▼