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相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

財産を遺して亡くなった場合、その財産を引き継ぐ人を相続人と言います。

基本的には民法で定められている法定相続人に該当する人であれば相続する権利があるため相続人となります。法定相続人の中に「絶対に財産をあげたくない!」という人がいる場合でもその人が相続してしまうのでしょうか?

「絶対に財産をあげたくない!」理由が相当なものであれば、相続人の権利を剥奪する「相続の廃除」という制度があります。今回は相続廃除についてご説明します!

1.相続廃除

相続廃除とは「相続人の廃除」つまり、相続する人の権利を剥奪することを言います。

相続廃除の手続きが行われ、相続廃除された相続人は廃除の取消しをされない限り相続することができません。

とはいえ、簡単に相続廃除ができるというわけではありません。

相続廃除は家庭裁判所にて手続きを行う必要があります。また、廃除の対象となる相続人が以下のような場合であれば相続廃除の申し立てを行うことができます。

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

2.相続廃除の対象となる相続人

相続させたくない人がいるのであれば、遺言に遺しておけば良いのでは?とも思いますよね。

しかし、遺言だけでは絶対に相続させないということが難しいケースがあります。

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

相続人となる人の中には「遺留分」という権利がある人がいます。この遺留分は相続人が遺言等により財産を取得できないことになっても、財産を受け取ることができるようにと定められた、最低限の相続分を言います。

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

そのため、被相続人となる人が相続させたくない!と遺言に記載しても、その人が遺留分減殺請求を行った場合、遺留分は相続できるのです。したがって、相続廃除の対象となる人は「遺留分のある推定相続人」決められています。

ちなみに、推定相続人が兄弟姉妹(第3順位)だった場合、遺留分がありません。そのため相続廃除を行わずに遺言に記載しておくことで相続させないことは可能です。

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

つまり、推定相続人で遺留分のある配偶者や子(第1順位)、両親(第2順位)の相続する権利を剥奪したい場合には相続廃除を行う必要があることになります。

遺留分と遺留分減殺請求に関しての詳細は下記をご覧ください。

相続前に知っておきたい遺留分の知識!遺留分減殺請求って何!?

3.相続廃除の流れ

相続廃除には生前に行う「生前廃除」と遺言による「遺言廃除」の2つがあります。

相続させたくない相続人の権利を剥奪!相続廃除について

(1)生前廃除の方法

被相続人となる人が、ご自身で相続廃除の手続きを行います。

手続きは、被相続人となる人が住んでいる住所地を管轄している家庭裁判所で「推定相続人廃除申し立て」を行います。申し立てを行い、家庭裁判所が調停や審判によって審理を行います。調停成立(審判確定)がされると、調停調書謄本もしくは審判書謄本(確定証明書)が発行されます。

その書類を調停成立(審判確定)の日から10日以内に被相続人となる人の本籍地の市区町村役所/役場に「推定相続人廃除届」を提出します。

(2)遺言廃除の方法

遺言廃除の場合は、被相続人となる人がなくなった後に「推定相続人廃除申し立て」を行うことになります。そのため、遺言執行者を決めておく必要があります。遺言執行者を誰にするかということを、しっかりと遺言に記載しておきましょう。

遺言廃除の場合は、遺言執行者が被相続人の亡くなったときに住んでいた住所地を管轄する家庭裁判所に推定相続人廃除申し立てを行います。

4.相続廃除は取り消すこともできる

相続廃除の申し立てを行い、相続廃除することになった後に相続廃除を取り消すこともできます。取り消しができる人は相続廃除の申し立ての請求権者となりますので、生前廃除であれば被相続人となる人、遺言廃除であれば遺言執行者が行います。
相続廃除の取り消しが行われると、廃除の対象となった相続人も財産の相続が可能になります。

まとめ

今回は相続廃除についてご説明させていただきました。生前廃除や遺言廃除により遺留分のある相続人の相続の権利を剥奪することが可能ですが、相続廃除は簡単に成立/確定するものではありません。どうしても相続廃除した相続人がいる場合には専門家と相談のうえすすめて行くことをおすすめします。

相続廃除は生前廃除の場合、調停成立または審判確定から効果が発生しますが、遺言廃除で成立・確定した場合には、被相続人がなくなった日から効果が生じることになります。併せて覚えておいてください。

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