年間1000件を超える相続税申告の取り扱い実績

お気に入り
登録
お問い
合わせ

相続の疑問、もし親が連帯保証人になっていたら?連帯保証まで相続することになるの?

相続の疑問、もし親が連帯保証人になっていたら?連帯保証まで相続することになるの?

会社を経営していた父親が亡くなったときに、会社の経営自体は順調でした。しかし、父親は銀行から会社に対しての借入1億円の連帯保証人になっていたとします。この場合、連帯保証人であった父親に代わり、相続人は連帯保証人の地位も引き継がなければいけないのでしょうか。

1.相続人は連帯保証人の立場も引き継がなければならない?

相続人は原則的に財産や資産、借金などがある場合にはその負債の両方を相続することになります。そのため、亡くなった人が借入している金銭の連帯保証人であった場合には、相続人はその立場もあわせて相続することになります。

【想定されるケース】

両親が会社を経営していて、会社が借入する際に、両親が連帯保証人になることは一般的です。実際にあったケースをみていきましょう。

【家族構成】

相続の疑問、もし親が連帯保証人になっていたら?連帯保証まで相続することになるの?

父親は既に亡くなっており、母親は2017年1月に亡くなりました。

相続人は30代の長男と次男の2名です。

亡くなった母親には保険や不動産、預貯金などの財産がありましたが、会社の借入金に対しての連帯保証人になっていました。借入金の総額は1億円ほどあったために、長男は借入金の1億円の連帯保証人になることは、問題と判断して相続放棄をしました。一方で、次男は1億円の負債があることを承知で、その代わりにその会社から役員報酬を得ることで、相続をすることになりました。

2.相続放棄をしたら財産と負債全てを放棄することになる?

先ほどの事例から、長男は相続放棄をしたために1億円の借入の連帯保証人ではなくなりました。

しかし、相続放棄をすると、亡くなった人からは何も得ることができないのでしょうか。

実は保険金は例外になることがあります。もし、保険の契約者と被保険者が同一の場合には、死亡保険金は相続の財産とみなされません。保険金の受取人が長男だった場合には、長男の財産となるのです。仮に母親が契約していた死亡保険が以下の場合であったときは、相続財産にはなりません。

【事例】

相続の疑問、もし親が連帯保証人になっていたら?連帯保証まで相続することになるの?

保険を契約し、支払っていたのが母親で、被保険者も母親であったとします。万が一母親が死亡したときには、死亡保険金受取人を長男としていました。このような場合には、死亡保険金は母親の財産ではなく、長男の財産となります。長男が相続放棄をしたとしても、その死亡保険金は長男が受け取ります。

亡くなった人の加入していた死亡保険金の受取人になっていた相続人が、保険金受取額が高額なために、負債もあわせて相続した上で保険金を受け取るという人もいます。

しかし、生命保険は相続財産としてみなされないので、相続放棄をしたとしても保険金を受け取ることができるのです。

負債が明らかに多い場合には、相続放棄をすることが良いケースもあります。一方で、先ほどの事例のように、負債がありながらも敢えて相続することにより、その代わりに役員報酬を毎月受け取ることを選択する、という考え方もあります。

3.相続放棄に期限があることを知っていますか

先ほどの事例では長男は相続放棄、次男は相続を選択しましたが、相続放棄をする場合には期限があることをご存知でしょうか。相続放棄の期限を過ぎると相続放棄は基本的にできませんので注意しましょう。

【相続放棄の期限について】

相続の疑問、もし親が連帯保証人になっていたら?連帯保証まで相続することになるの?

相続する人が亡くなってから3ヶ月以内に手続きをしなければなりません。しかし、3ヶ月を超えてしまっても相続放棄が可能な場合もありますので、期限を過ぎてしまっていたら、弁護士や司法書士など相続放棄に詳しい専門家に相談することをおすすめします。

4.期限を過ぎると相続放棄は必ず認められるわけではない

相続人として相続した後で、亡くなった人が銀行や個人の借入などに対して連帯保証人になっていたことを初めて知らされたときには、その知ったときから3ヶ月以内に相続放棄の申立てが裁判所に認められれば相続放棄することが可能です。

相続放棄すると相続した財産もあわせて放棄となります。しかし、相続放棄が認められない場合もありますので注意が必要です。

それは、死亡した人が連帯保証人であったことを知っていた上で相続しているときです。相続人になったときには、相続放棄をするかどうか検討しなければならないでしょう。亡くなった人の財産や負債などの資産状況を全て把握した上で慎重に判断する必要があります。特に連帯保証人の地位を相続する可能性があるかどうかは必ず確認されるとよいでしょう。

まとめ

被相続人が連帯保証人だったときには、相続するかどうかをリスクを加味して検討することが非常に大切になります。

専門家に相談して、検討することをオススメしております。

関連性が高い記事

重畳的債務引受(ちょうじょうてきさいむひきうけ)とは

「重畳的債務引受」とは 債務引受の方法には、「重畳的債務引受」と「免責的債務引受」があります。 債務引受けとは、債権者へ負っている債務を第三者が債務者に代わって引き受けるということです。 債務引受のうち「重畳的債務引受」とは、債務を引き受ける側が、当 […]

免責的債務引受とは

免責的債務引受とは 免責的債務引受とは、債権者に負っている債務を第三者が債務者の代わりに引き受けることです。 これがなされると、債務は旧債務者から新債務者に完全に移転するため、旧債務者は債務を免責されます。 よって、以後債権者は旧債務者に対して取り立 […]

債務は遺産分割ができない!?

1.相続財産の中の債務は遺産分割の対象外 相続する財産には、借金などの債務も含まれるということは、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。 ただ、遺産分割協議で特定の人に財産全てを相続させることになったとしても、債務の場合には、その特定の人が […]

カテゴリから他の記事を探す

土曜・夜間も面談受付(訪問対応も可)

0120-888-145
※全国6拠点

0120-888-145 ※全国6拠点

受付時間:平日9時~21時、土曜9時~17時

※ お電話の際は、「個別相談会の予約をしたい。」とお伝えください。

今すぐお問い合わせ

0120-888-145(全国6拠点)

【平日夜間・土曜・訪問対応も可】

平日9時~21時、土曜9時~17時
電子メール:info@chester-tax.com 携帯・PHS OK

ページトップへ戻る