奥行価格補正とは
奥行価格補正とは
土地の値段を評価する際には、「路線価」という方式が使われていることは以前お話しました。
路線価とは、道路に面した土地の評価額を決める方法です。
しかし、道路からの奥行きが長いか短いかは、その土地の価値に当然影響を与えます。
例えば、家の一方にしか道路が無い場合には奥行きが長すぎると、道路から離れた部分の利用効率はあまり良くありません。
かといって、奥行きが極端に短く、全ての部屋が道路に面している家などというのも、あまり住みやすいとは言えないのではないのでしょうか。
このように、極端に奥行が長くても短くても土地は使いづらくなりますから、その分価格を減額される必要があるでしょう。
そのため、土地の奥行きの距離に応じた、奥行価格補正率表という表を使って評価額を算出します。
奥行価格補正率は、その地域の標準的な土地の奥行きよりも長い場合や短い場合の距離で決まっています。
路線価による土地評価をする際には、地区区分ごとに奥行距離に応じてその評価額から減額することによって、より公平な土地評価がされるよう補正を加えています。
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