年間1000件を超える相続税申告の取り扱い実績

お気に入り
登録
お問い
合わせ

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

相続が発生した際に、誰が相続人(相続する人)になるのかを正確に把握できているという方はあまり多くないでしょう。

相続の際には、相続順位というものが重要な位置付けとなります。この決定方法を知ることで、相続に関しての理解が進みます。ここでは、相続順位を決めるための相続人についてと、相続人がどれぐらい財産をもらえるのかについて説明します。

1.そもそも『相続人』と『被相続人』とは?【用語解説】

相続順位を知る前に、相続人と被相続人という言葉の意味を確認しておきましょう。

相続人とは?

相続人とは、残された財産を得る権利を持つ人のことです。

被相続人とは?

被相続人はその財産を残した人です。

2.相続人になれるのは誰?

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

(1)被相続人の配偶者は必ず相続人になります

相続人を決定するためには、その権利を得る順番から考えていきます。まず、最も優先されるのは被相続人の配偶者です。

夫にとっての妻、妻にとっての夫というパートナーは、必ず財産の相続人になります。最優先される配偶者と、それ以外の優先順位の高い人で、残された財産を分けることになるのです。この配偶者というのは、入籍していることが必要です。内縁の妻や、相続の際にすでに離婚しているなど、相続時に戸籍に入っていなければ相続人にはなれません。

(2)配偶者以外の相続人は3つの順位で決定

配偶者以外の相続の権利を決めるには、3つの順位があります。配偶者の次に優先順位が高い第1順位に当たるのは、被相続人とその配偶者の子どもです。

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

もしその子どもがすでに亡くなっていて孫がいるなら、孫が第1順位となります。このように被相続者の子どもや孫のような直系の親戚のことは直系卑属といい、孫が子どもの代わりに財産を受け継ぐのを代襲相続といいます。子どもと孫の両方が存命だと、財産を受け継ぐのは子だけです。

代襲相続については、下記サイトをご参照ください。

代襲相続ってなに?簡単に理解できる7つのポイント

第1順位の相続人がいない場合には、被相続人の直系尊属が第2順位となります。

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

直系卑属というのは、対象になる人の後の世代のことで、子や孫となります。直系尊属はその逆で先の世代です。ですから被相続人の父母や祖父母が第2順位となるのです。しかし、順位は被相続人に近いほうから優先されます。そのため、第2順位はまずは父母となります。

第1順位と第2順位の相続人がまったくいない場合には、第3順位が相続人となります。第1か2のどちらかの順位の人がいれば、第3順位の人は相続人としての権利はないのです。

この第3順位は、被相続人の兄弟姉妹です。第3順位に当たる人が亡くなっていた場合には、代襲相続でその子どもである甥や姪が引き継ぎます。

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

しかし、第3順位の代襲は1回しか認められないので、甥や姪が亡くなっていて子どもがいても、その子どもは相続人になれません。

本来なら相続人になる人でも、相続放棄をすれば財産を受け継がなくてすみます。この場合には、放棄した人は最初からいなかったという扱いで相続順位は決定されます。

兄弟も相続ができることがある?どんなケースで相続できて、どれだけ財産を取得できるの?

(3)相続人についてのよくある疑問点

相続人を決める上で、どういう扱いになるのかわかりにくい立場というのがあります。

例えば、実子なら第1順位だけれども、相続人と血縁のない養子がいた場合にはどうなるのでしょうか?

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

この養子に関しては、血のつながりがなくても第1順位であることに変わりはありません。そして戸籍が別になっていても、実父や実母の相続人にもなれ、基本的にはどちらでも第1順位です。養子になったからといって親子の縁が切れたというわけではないからです。

また、相続の優先順位が最も高い配偶者でも、離婚してしまえばその権利はなくなります。

しかし、その配偶者と被相続人の子どもには相続する権利は残ります。

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

パートナーが子どもを連れて家を出て、戸籍が変わっていても問題ありません。ただし、子どもが配偶者の連れ子で、被相続人と血縁関係がなければ話は別です。この場合は、連れ子を養子にしない限り、離婚していなくても相続する権利は発生しません。相続は被相続人の配偶者と血縁の親族になされるものというのが原則のためです。

逆に血縁があれば、まだ生まれていない子どもでも第1順位の相続人になれます。民法886条によって、胎児でも相続に関しては生まれたものと見なすと決められているのです。相続人に当たる人が海外在住の場合は、期限内に所定の手続きを取れば遺産相続は可能です。

生まれていない子(胎児)も相続できるって本当?

3.相続人の財産をもらえる権利はどれぐらい?

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

(1)第1~3順位まで誰もいなくて配偶者のみ相続人

相続人が相続できる財産の割合も民法で決められています。これを相続分と呼びます。相続人がどの順位に何人いるかで、相続分は変わってきます。優先順位が最も高い配偶者以外にまったく相続人がいなければ、配偶者が財産のすべてを相続します。

(2)配偶者と子や孫などの第1順位

配偶者と第1順位の子どもがいるなら、財産の半分を配偶者が受け継ぎ、残りを子どもが相続します。配偶者がいなければ、子どもが全財産をもらうのです。

(3)配偶者と相続人の父母である第2順位

配偶者と第2順位の人に相続権があれば、配偶者が受け継ぐ財産の割合は3分の2になります。残り3分の1を被相続者の親などの第2順位の人が相続します。この場合もやはり、配偶者がいなければ第2順位の人が全部受け継ぐことになります。

(4)配偶者と相続人の兄弟姉妹の第3順位

配偶者と第3順位だと、配偶者の取り分は4分の3になります。4分の1を第3順位である被相続人の兄弟などが得、もし配偶者がいなければすべてを相続します。

配偶者は1人しかいませんが、各順位の人は複数人いることがあります。同じ順位の相続人は共同相続人といって、その順位に配分された財産を均等に分け合います。子どもが2人いるなら、財産2分の1を分け合って4分の1ずつもらえるのです。

相続分はこのようになっていますが、被相続者の財産が増えるような働きをするなど、何か貢献のあった相続人には、相続分にさらに財産が付け加えられることもあります。

あなたはいくら貰える?知っておくべき遺産の相続分8つのポイント

4.相続前の固定資産税などの税金を払う人は?相続人が決まるまで

財産には、固定資産税など税金を払う必要があるものもあります。

相続財産の分配が決まるまでには時間が掛かることもありますが、財産の持ち主が決定する前でも税金の支払いはしなければなりません。

そこで相続人の間で代表者を決めて、相続がすむまでは代表者が支払います。納税の通知も代表者に届けられるのです。

代表者を決定したら、相続人代表者指定届を作成して市区町村の役所に提出します。書類には代表者が署名と押印をし、相続人全員の署名も必要です。

5.法定相続人と相続人の違いは?

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

・「法定相続人」とはもともとの相続人

法定相続人と相続人は、言葉も内容も似通っていますが、指し示す範囲に少し違いがあります。相続税の基礎控除額や税金の総額などでは、法定相続人の数が問題になります。場合によっては、相続人と法定相続人の数がまるで違うこともあるのです。

法定相続人とは、相続放棄がなく、権利を持つ人が全員相続するという場合での相続人のことです。相続を放棄して財産を1円ももらわなくても、法定相続人ではあるということもあります。

・「相続人」とは現実に決定された相続人

それに対して、相続人は権利を放棄した人を除外して現実に決まった相続の権利を持つ人です。被相続人の子どもは本来第1順位の相続人ですが、財産を放棄すれば権利を失います。そして第2順位の被相続人の親が相続することになった場合、親は相続人ですが、法定相続人ではありません。法定相続人は子どものままなのです。ですから法定相続人の数で控除額などの計算をしなければならない時には、実際に財産を受け継ぐ親ではなく子どもの数を勘定します。

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

法定相続人は、相続放棄があったとしても、もともと受け継ぐはずだった相続人のことを指します。放棄がなければ、相続人と法定相続人は同じ人なのです。相続人と法定相続人に関しては、相続税法の第3条と第19条3で規定されています。

6.相続させたくない相手が相続人候補にいる場合はどうしたら

財産を相続する権利があっても、何らかの理由で被相続人がその相手に相続させたくないとします。

その場合にもっともな理由があれば、権利を奪う「相続の廃除」が可能です。廃除された人は、財産を受け継ぐことができなくなります。

廃除には、生前に手続きしておくものと、死後に遺言書で行うものの2種類があります。しかし、やみくもに廃除はできず、それだけの理由があるのだと家庭裁判所に認めてもらう必要があります。その理由とは、被相続人に対する虐待や侮辱、非行の程度が著しいものです。この場合の非行とは、虐待や侮辱以外で被相続人に与えた損害や苦痛です。賭博で借金を大量に作って、それを被相続人に返済させるといった行為が非行になります。

7.廃除するための方法や手続きは

相続人は誰?相続する順位をくわしく解説!これを見れば、誰でも相続人が誰になるかがわかります。

(1)生前廃除の場合

生前でも死後でも、廃除には家庭裁判所の承認がいります。生前廃除では、被相続人が推定相続人廃除の申し立てを家庭裁判所に行います。この家庭裁判所は、被相続人の住所地を管轄しているところに限ります。そして、調停委員に間に入ってもらい話し合う調停をするか、それで決着が付かない場合には裁判官に決してもらう審判で答えを出すのです。調停か審判で廃除が決定されれば、調停調書か審判書の謄本を添えた推定相続人廃除届を、決定から10日以内に市区町村に提出します。

(2)遺言廃除の場合

遺言書で廃除する場合には、被相続人ではなく被相続人に遺言で依頼された遺言執行者が家庭裁判所に廃除の手続きを行います。遺言執行者は被相続人の死後に関係者の話し合いで決めることもできますが、被相続人が生前に依頼することも可能です。遺言廃除では、遺言書に被相続者の意思が明確に書かれているなど、専門家に依頼しなければ条件を満たすのが難しい事柄もあるため、弁護士に相談してみると良いでしょう。しかし、遺言で求めても、裁判所が認めなければ廃除ができないのは生前廃除と同じです。

8.相続人がいない時に財産はどうなる?

(1)相続財産管理人が選ばれる

財産があるのに、相続人がまったくいない場合というものがあります。しかし、財産が残っている以上、その管理や清算が必要です。そこで、家庭裁判所は被相続人の利害の関係者や検察官の請求を受けて、相続財産管理人を選ぶことになります。その管理人が精算などを行います。

相続財産管理人は、弁護士や司法書士の中から選出されるのが普通です。家庭裁判所は選出と同時に、官報に管理者が選ばれた旨を載せ、もし相続人がいるなら名乗り出るように知らせます。

(2)債権者と受遺者へ弁済する

官報に情報を載せるのを開示といいますが、その開示から2か月たっても反応がない場合、今度は相続財産管理人が関係者に向けた内容を開示します。その内容は、被相続者に資金を貸したり、遺言を残されたりして財産の受け取りに関係がある人がいれば申し出るようにというものです。債務者や遺言を受けた受遺者が名乗り出れば、管理人は開示期間を過ぎてから弁済の手続きを始めます。開示期間は2か月です。

(3)相続人を捜索するための開示

それでも相続人が見つからない場合には、相続財産管理人や検察官が請求して、6か月以上の開示で相続人を探します。この開示期間までに名乗り出なければ、財産の相続人はいないのだとやっと確定します。確定までには1年近い長い時間が掛かるのです。

(4)特別縁故者への財産分与

しかし、相続人はいなくても、財産を受け取る資格のある人はいるかもしれません。相続人としての権利はなくても、被相続人と一緒に生活して生計を共にしていた、介護などで被相続人に献身的に尽くしていたといった特別な関係のある人がいることがあります。このような人は特別縁故者と呼ばれ、相続人の不在が確定してから3か月以内に申し出て認められれば、財産を分けてもらえるのです。特別縁故者に財産を分与して残りがあれば、その分は国庫金となります。

生涯未婚率が過去最高に!独身ライフの未来を考えよう。 ずっと独身だったら財産はどうなるの?相続人は誰になるの?

家族以外の方でも相続財産を受けられる!「特別縁故者」とは?

9.まとめ

相続人と相続分という言葉の意味や内容を正しく理解している人は、それほど多くはないかもしれません。しかし、誰に相続する権利があり、どれぐらい相続できるのかを知っておけば、相続の際に掛かる税金を節約するために対応しやすくなります。相続税を減らすためにも、相続人や相続分についてはきちんと頭に入れておくことが大切です。

 

相続専門の税理士監修!
相続税について丸わかり!

関連性が高い記事

原戸籍(改製原戸籍・はらこせき)とは!?

原戸籍(はらこせき)と言う言葉、聞いたことはありますか?正確には改正原戸籍(かいせいげんこせき)と呼ばれるものですが、これは相続の際必要となってくるものの一つです。 戸籍法の改正によって戸籍の様式が変更されるたびに、記載される情報が少しずつ変わってく […]

姻族関係終了届とは

姻族関係とは 法律上では、結婚すると配偶者との婚姻関係とともに、配偶者の両親や兄弟などの血族との姻戚関係が結ばれます。つまり、血のつながりがなくても、結婚によって配偶者の血族と親戚関係になるということです。 姻族関係は、配偶者と離婚した場合には、婚姻 […]

代襲相続と法定相続人の人数

1.代襲相続とは? 代襲相続とは、相続人が被相続人より先になくなっていた場合、先になくなったからといって先代の財産が引き継がれないことは不公平であるとされ、相続人の相続人(孫等)が代わって被相続人の財産を相続する制度です。 例えば被相続人Aが死亡し、 […]

カテゴリから他の記事を探す

土曜・夜間も面談受付(訪問対応も可)

0120-888-145
※全国6拠点

0120-888-145 ※全国6拠点

受付時間:平日9時~21時、土曜9時~17時

※ お電話の際は、「個別相談会の予約をしたい。」とお伝えください。

今すぐお問い合わせ

0120-888-145(全国6拠点)

【平日夜間・土曜・訪問対応も可】

平日9時~21時、土曜9時~17時
電子メール:info@chester-tax.com 携帯・PHS OK

ページトップへ戻る